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英語力アップに必須! 退屈せずに同じ音声を繰り返し聞くコツ
英語力アップに多聴が不可欠なことはこれまでも述べてきた。リスニング以外には、英語のさまざまな音のつながりや、発音、イントネーションを学ぶ方法はなく、新たな単語や表現を身につけるにも大いに役立つ。ただ、リペティティブ・リスニング(Repetitive Listening)が大切とはわかっていても、実際に同じ音声ばかり何度も繰り返して聞くのは退屈なのも確かだ。そこで、ここでは退屈せずにリペティティブ・リスニングを続けられるよう、脳を刺激し興味を持続させるコツをお伝えする。
【こちらも】英語のリスニング力があるとは? イメージしにくい単語を日本語介さずに理解できるか
■次に何が話されるかを予測する
英語を聞く時は、スピーカーが次に話すことを予測しながら聞いてみよう。実際の会話で相手の話を予測しながら聞くことは、英語、日本語にかかわらず大切なことだが、初めて聞く英語の素材では難しく感じるだろう。しかし、何度も繰り返し聞いてきた素材なら、そう難しいことではない。漫然と聞くよりも、ゲーム感覚で楽しむことでいつものリスニングの勉強に新たな刺激が加わる。
■フォーカスするポイントを変えながら聞く
聞くたびにフォーカスするポイントを変えるのも、同じ音声から新たな気づきを得るのにおすすめの方法だ。一語一語の発音にフォーカスして聞いた後は、フレーズのつながりでイントネーションがどう変化するかを確かめ、次は単語単位のアクセント、さらに、文章全体ではどこにストレスを置いているのかを確認する、という具合に集中するポイントを変えてみよう。こうすることで、英語が持つ特有のメロディーとリズムに自然と馴染んでいけるはずだ。
■質問に対して早く長く回答できるよう意識する
もし聞いている音声がQ&A形式の学習素材なら、聞くたびに短い回答時間で答えられるように意識してみよう。英語の反応速度を上げていくわけだ。とはいえ、何度も聞いているうちに無意識でも答えられるほど覚えてしまうだろう。そうなったら、答えの長さを次第に長くしてみよう。
最初は単語単位の回答だったのが、主語と述語からなる文章単位で回答できるようになるだけでも大きな進歩だ。さらに、修飾語や関係詞などを使ったより長い文章を作れるように練習しよう。限られた回答時間で可能な限りたくさん発話できることを目指すのである。
このように、工夫次第では、同じ音声を繰り返し聞くことが退屈でなくなる。さまざまな角度から英語のパターンに触れることによって、ワンランク上のリスニング力を身につけられるだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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