米テスラ、最大50億ドルを調達へ

2020年9月10日 07:36

小

中

大

印刷

●株式売り出しで50億ドル調達

 米電気自動車大手のテスラが、最大50億ドル(約5,300億円)の資金調達を目指す。金融機関に割り当てた新株を市場に売り出すことで調達する。テスラはゴールドマン・サックスなどの金融機関10社に新たな普通株を直接割り当てて、市場で売却する。

●テスラとは?

 テスラは、バッテリー式電気自動車と電気自動車関連に特化した自動車メーカーで、他の自動車メーカーと異なり、本社所在地をカリフォルニア州シリコンバレーに置く、ベンチャー企業のような性格を持っている。

 2003年にテスラ・モーターズとして設立。米電子決済会社PayPalの創業メンバーでもある、イーロン・マスク氏が創業後に参画して成長を主導。マスク氏は、2008年にのCEOに就任、2016年には社名をテスラに変更した。

 社名の変更は自動車だけでなく、家庭用や業務用のバッテリー事業、ソーラールーフなどのエネルギー事業にも力を入れていることを示すためとも言われている。

 先進的な自動運転機能も次々と発表し、実用化を目指しており、投資家からの注目度も高い。

●テスラの快進撃は続くか?

 テスラの株価は、コロナショックにも関わらず、一時は年初来から約6倍まで上昇。7月1日には時価総額が2105億ドル(約22兆6,000億円)に達し、トヨタ自動車を抜き時価総額世界一の自動車メーカーになったと話題になった。

 テスラは8月、1株を5株に株式分割。1株あたりの価格が下がり、ロビンフッドなどを利用する若い世代の個人投資家に買われやすくなった。テスラ株の上昇はこうした“ロビンフッド族”によるものという指摘があり、過熱感も懸念されている。

 9月8日の米株式市場では、S&P500種株価指数への採用が期待されていたが、採用を見送られ、21%安まで売り込まれた。今回の株式の売り出しは、低コストな資金調達方法で、財務基盤の強化などに充てると見られている。ベンチャー企業から世界の大手と肩を並べる企業へと変化するためのステップアップなのだろう。(記事:森泰隆・記事一覧を見る

関連キーワードトヨタ自動車テスラモーターズイーロン・マスク

関連記事

広告

財経アクセスランキング

広告

写真で見るニュース

  • インドで発表されたコンパクトSUV日産マグナイト(画像:日産自動車の発表資料より)
  • 木星を周回し火山から噴煙を上げる衛星イオのイメージ (c) ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), I. de Pater et al.; NRAO/AUI NSF, S. Dagnello; NASA/JPL/Space Science Institute
  • おとめ座付近にある多数の恒星によるシェル状構造 (c) レンセラー工科大学
  • クラウドファンディングで販売されているLanmodo NVS Vast Proの利用イメージ画像。(画像: TS TRADE発表資料より)
  • (画像: UNIの発表資料より)
  • ルノー ルーテシア(画像: ルノー・ジャポンの発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース