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航空自衛隊の航空祭、続々中止に ブルーインパルスの展示飛行も年内は無し
●年内の航空祭は続々中止表明
航空自衛隊は7日、2020年12月6日に宮崎県新田原基地で行われる予定であった「新田原基地航空祭2020」を中止すると発表した。新田原基地航空祭は、同基地に所属している第305飛行隊など数多くの戦闘機やヘリコプターなどが飛行するイベントである。特に主力戦闘機であるF-15Jのエンジンやコックピットの展示があり、国から多くの人が全集まるイベントだ。
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航空自衛隊は8月に入ってから入間基地、岐阜基地で毎年行われている航空祭を中止すると発表している。毎年、全国10カ所以上の航空自衛隊基地を中心に航空祭が行われるが、2020年中に行われる航空祭は続々と中止が決まっている。理由は、新型コロナウイルスの感染が拡大しているためだ。
●来場者は数万人単位 3密対策取れず
航空祭が中止されている背景として、3密対策を取ることが難しいことがある。全国で行われる航空祭は、航空ファンにとっては一大イベントであり、数万人から数十万人単位で人が集まる。
今回中止が発表された新田原基地の場合、昨年の来場者は約5万人で、会場での3密対策を取ることが非常に難しい。さらに、自衛隊の基地は最寄りの駅から遠いことが多く、徒歩またはシャトルバスでの移動を余儀なくされる。自衛隊では、こうした来場者の移動手段についても感染症対策を取ることが難しいことから、中止を決めている。
●ブルーインパルスの2020年展示飛行はすべて中止
航空祭が中止されることで気になるのが、航空祭の目玉であるブルーインパルスである。
2020年のブルーインパルス飛行展示はすべて中止となり、現在のところ年内のフライト予定は本拠地である松島基地の訓練フライト以外はない。だがコロナウイルスの流行に伴い、医療従事者向けの特別フライトが行われたケースもあり、今後も特別な飛行展示が実施される可能性はある。(記事:speedbird・記事一覧を見る)
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