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中・高校生の英語力、着実に上昇

2020年7月23日 17:10

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 このほど文部科学省による「英語教育実施状況調査」の結果が公表された。対象は全国の教育委員会と全ての公立小・中・高等学校。主に2つの項目について調査が行われた。ひとつは小学校における英語学習の状況とマンパワーの配分状況。もうひとつは、生徒の英語力に関する調査であった。その結果、中学、高校ともに、特定の英語力に到達した生徒の割合が昨年より多く、過去8年で最も多い割合を示す結果となった。

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■調査の対象と項目

 調査の対象は、各都道府県・市町村教育委員会および全ての公立小学校、中学校、高等学校。このうち小学校については、正規教員や非常勤の教員、あるいは英語科のみの臨時講師などの人員配分状況や、ICTの活用状況について調査が行われた。他方、中学校、高等学校については、生徒の英語力や教育状況などについて調査が行われている。

■中学生の英語レベル

 文部科学省の教育方針では、英検3級に相当するCEFR A1レベル50%を到達目標としているが、2019年度は全中学生の44%という結果に終わった。しかしながら、前年度より1.4ポイント上昇しており、調査が開始された2011年度以来最も高い結果となり、総じて着実に英語力が上昇していると言える。

■高校生の英語レベル

 文科省による高校生の到達目標は、英検準2級に相当するCEFR A2レベル50%であったが、結果は高校生全体の43.6%となった。しかし、中学生同様、前年度対比1.4ポイントの上昇で、これも調査以来最高値を示しているため、着実に上昇していると言える。

■今後の課題

 調査結果の概略は以上である。中高生の英語力が着実に上昇しているという公表結果については、客観的資料も示されており、否定のしようがない事実として、歓迎する必要がある。

 反面、生徒があるレベルに到達しているかどうかといった、絶対評価方式の調査であるため、国内限定でしか喜べない。到達レベルを国際的に比較できる調査方法の開発が期待される。(記事:猪名川 海豹・記事一覧を見る

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