ザ ヴィリディアンのデザイナー岡庭による新ブランド「デュエラム」手作業で仕上げるジャケットやパンツ

2020年7月16日 18:04

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記事提供元:ファッションプレス

 ザ ヴィリディアン(The Viridi-anne)のデザイナーの岡庭智明が手掛ける新ブランド「デュエラム(DUELLUM)」が2020年7月下旬よりローンチ。ザ ヴィリディアンの旗艦店のほか、リフト・エクリュ(LIFT ecru)、ファッシネイト(FASCINATE)などで取り扱う。

■ザ ヴィリディアンのデザイナー岡庭による新ブランド「デュエラム」

 「デュエラム」は、ザ ヴィリディアンのデザイナーの岡庭智明が、世界的に活躍するコンテンポラリーダンサー・振付師・演出家、ホアン・クルス(Juan Kruz)のプライベート作品「III(スリー)」で衣装デザイン及び制作を担当したところから着想した。コンセプトには、そこに基づき「人間の中にある二面性が共存することで作られる個性」を掲げており、2つ、またはそれ以上の異なるデザイン(個性)を最後に手作業で繋げ合わせ、1つの新しい個性を生み出すようなデザインを展開していく。

■手作業工程による“個性が光る”ラインナップ

 製作過程には、手作業による工程が通常より多く、ジャケットやシャツ、パンツなどのアイテムはハンドステッチによる縫い合わせが見られる。デビューシーズンのアイテムは、ホアンの作品「III」のために製作した舞台衣装をもとに、日常着として着られるデザインにブラッシュアップしている。

■コート&ジャケット

 ピークドラペルのコートは、耳部分に“DUELLUM”のロゴが織り込まれた無地とストライプの生地と、数種類のデッドストックのスーツ地をパッチワークで繋ぎ合わせることで完成させた。バックセンターはハンドステッチで繋がっている。

 シワ加工を施した生成りのタイプライターをライニングに採用し、袖裏は捲った時のアクセントになるようストライプのキュプラに。内側には、着脱可能なハーネスを付属しているので、袖を通さずに背負うことも可能だ。

 また、同じ素材でジャケットも展開。ジャケットは、クラシカルな7つボタンのスタンドカラーまたは、モダンなピークドラペルの3つボタンで仕立てている。

■裾リブスラックス&極太ワイドスラックス

 スラックスは、裾リブタイプとワイドタイプで用意している。ジャケット&コートと同じ素材を用い、パッチワークとハンドステッチで仕上げた。裾リブのスラックスは、ウエストに平紐が入っているので、イージーパンツのように結んで着用することもできる。一方ワイドスラックスは、前後にタックを多めにとった極太のワイドシルエットだ。

■長袖シャツ

 長袖のシャツは、白地とストライプ地をラインナップする。スタンドカラーとショートポイントカラーの2種類のシャツを変則的につなぎわせたようなデザインで、後ろヨークから前身ごろ部分までは二重仕立てになっている。

 いずれも1枚のシャツで、4種の異なる生地を使用した。左袖からヨークを通って右袖まで施されたハンドステッチが、「デュエラム」らしさの象徴。

■直営店ではステッチカラーを選択可能

 仕上げのハンドステッチは、直営店で購入する場合、カラーを選ぶことができるのも嬉しい。色はブラック、ホワイト、レッドの3色から選ぶことができる。

【詳細】
デュエラム 2020-21年秋冬コレクション
発売時期:2020年7月下旬 ※予定

■取り扱い店舗

ザ ヴィリディアン 旗艦店
住所:東京都渋谷区恵比寿3-42-12
TEL:03-5447-2100
リフト・エクリュ
住所:東京都渋谷区代官山町17-5 代官山アドレス#201
TEL:03-5459-0635
ファッシネイト
住所:大阪府大阪市西区西区北堀江1-14-9 AVANZA北堀江 1階
TEL:06-6534-6110

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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