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近大の養殖魚専門料理店が東京駅エキナカに8月オープン

2020年7月3日 11:54

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近大が開発した技術で養殖された魚の味を堪能できる「近大朝御膳」(左)と「近大紅白手桶寿司」

近大が開発した技術で養殖された魚の味を堪能できる「近大朝御膳」(左)と「近大紅白手桶寿司」[写真拡大]

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 マグロやマダイなどの養殖技術の研究で知られる近畿大学(大阪府東大阪市)は2日、同大の養殖技術を使った養殖魚を提供する料理店「近畿大学水産研究所 はなれ」を、東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ東京」に出店すると発表した。グランスタ東京は6月17にオープンする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一部店舗を除いて開業を延期していた。オープンは8月3日の予定で、近大が養殖魚の料理店を出店するのは大阪市北区と東京・銀座に続いて3店舗目。

【こちらも】高級魚タマカイの養殖に向けた技術の進展 3歳でのオス化に世界初成功 近大の研究

 「近畿大学水産研究所 はなれ」は近大と、同大発のベンチャー企業アーマリン近大(和歌山県白浜町)が運営。近畿大学水産研究所が稚魚まで育て、全国各地の業者が養殖した魚を調理して、提供する。

 同店は既存の2店と違い駅の中にあることから、手桶に入った寿司など素早く提供できるメニューをそろえ、朝食メニューも提供する。また出店に合わせて、近大の養殖技術を用いて育てた「近大マグロ」のエキスが入った、フリーズドライの味噌汁も開発した。

 使われる魚は、近大の稚魚を使って養殖した長崎県松浦市の「鷹島本まぐろ」や、愛媛県の深浦湾で育てられた「ふかうら真鯛」、「近大シマアジ」など。

 メニューは、マグロの大トロ、中トロ、赤身がのった「マグロづくしの手桶寿司」(2950円、価格はいずれも税込)や、マグロを「紅」にマダイ・シマアジを「白」になぞらえた「近大紅白手桶寿司」(2200円)、マグロ・マダイ・シマアジがふんだんに入った「近大バラちらし寿司」(1650円)などがある。また、朝食メニューとして、マグロのお造りと日替わりの焼き魚が味わえる「近大づくし朝御膳」(1650円)が提供される。

 近大は戦後間もない1948年、和歌山県白浜市に臨海研究所(現・水産研究所)を設け、魚の養殖技術の研究に着手。その後、ハマチの養殖に成功し、マダイやカンパチなどの養殖技術を確立した。クロマグロの養殖については、2002年6月に32年かけて完全養殖に成功。メディアでも大きく報じられた。

 養殖魚専門料理店は、こうした研究成果を社会に還元しようと運営されており、学生が開発に携わったメニューを提供するなど学生の成果を発信する場ともなっている。近大では「日本の中心で、全世界からも多くの人が集まる東京駅で、研究力と養殖魚の魅力をPRしたい」としている。

関連キーワードマグロ近畿大学新型コロナウイルス

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