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中学英文法で英会話はできる! おすすめ英文法書【初級〜中級者編】
以前、別の記事で、中学英文法のおすすめ参考書を紹介した。
【こちらも】中学英文法で英会話はできる! おすすめ英文法参考書【初級者編】
タイトルどおり、中学英文法で会話の基礎は十分なのだが、少し突っ込んだ話をするときには、やはりもう少し詳しい「高校英文法」の知識が欲しくなることも多い。
今回は、中学英文法と高校英文法の橋渡しとなるような文法書を紹介したい。
■初級者~中級者向けの文法者を選ぶコツとは
【まずは中学英文法と高校英文法の違いを知っておく】
じつは中学英文法と高校英文法は、項目自体はかなり重複している。高校で新しく習う内容と言えば、下記のような項目がある。
・仮定法
・過去完了
・現在完了進行形
・原形不定詞
・分詞構文
もちろん新しい内容については、1から覚えるしかない。ただ中学時代に習った内容にしても、高校文法になると、格段に解説が多い。
「あれっ?こんな意味習っていない……」と、戸惑わないためにも、高校英文法はより深い知識を問われるということを頭に入れておこう。
【つまずき防止のために、とにかくわかりやすい参考書を選ぶ】
中学英文法には、それこそ「I am Ken.」のような、基本中の基本といった内容も含まれている。ところが前述のとおり、高校の英文法になると、内容がぐんとむずかしくなる。
初級編とも共通するが、わかりやすい説明にはイラストが欠かせない。また、実際に目の前で講義をしてくれているような文体の、わかりやすい参考書がいいだろう。
■初級者~中級者向けおすすめ参考書
理解用:「大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)」 大岩秀樹著
カテゴリー的にはいわゆる「大学受験用」となっているが、中学英語から高校英語の橋渡しには最適の1冊ではなかろうか。
実際に話しかけるように書かれているのが特徴で、とにかく読みやすい。苦手な人が多い「仮定法」や、わかりづらい「分詞構文」についても、とことん噛み砕いて解説してくれる。
・東進Web書店:https://www.toshin.com/sp/books/book.php?id=9230#page1
定着用:「Vision Quest 総合英語 Ultimate」野村恵造著
高校生向けの総合英語参考書と言えば、「Forest(今は絶版)」が有名だが、今回あえてこちらをおすすめしたい。
正直言って、このレベルの総合参考書であれば、どれを選んでも内容は素晴らしい。
しかし、Vision Questには、他にはない素晴らしいポイントがある。それは「動詞の語法」が、非常に詳しく、かつコンパクトに紹介されているという点だ。
例えば、「talk(話す)」という動詞には、自動詞と他動詞、両方の意味がある。自動詞「talk to A」なら「Aと話をする」だし、他動詞「talk A into doing」なら、「Aを説得して~させる」という意味になる。
このように、よく使われる動詞の語法をまとめて解説してくれているのだ。もちろん音声も無料でダウンロードできるので、ぜひ目と耳の両方で使い倒してほしい。
・啓林館Webサイト:
https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/koei/fukukyozai/synthetic/index.html
今回紹介した参考書が理解できれば、正直もうこれ以上の文法は必要ないかもしれない。ぜひ何度も読み込んでいただきたいと思う。(記事:長谷川カオル・記事一覧を見る)
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