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コロナに負けるな! 「今だから」企業が発信するメッセージが面白い
様々な企業や団体が、コロナ禍に立ち向かうためのメッセージを発信しているが、いずれも前向きで心強いものばかりだ[写真拡大]
コロナ禍で様々な人や企業がさまざまな形でメッセージを発信している。
例えば、世界的な自動車メーカーであるアウディは公式Twitter上で、同社のロゴを使ったユニークな動画投稿を行っている。アウディのロゴといえば、4つの輪が重なった象徴的なものだが、動画では何と、その輪がスッと離れて一定の距離をとる。そう、ソーシャルディスタンスだ。「Keep your distance」と言葉が添えられ、再び輪が元のように重なるとまた、「stay together」という言葉が現われる。離れていても、共にある。短いながらも、強いメッセージだ。
また、通販会社大手の株式会社ジャパネットホールディングスは、感染拡大を防ぐメッセージを届けることを目的とした特設WEBサイトを開設。「#今だから」をキーワードに、様々な有名人、著名人などのメッセージを掲載している。「#今だから 伝えたい歌」のコーナーでは、歌手のさだまさしさんや一青窈さん、岡本真夜さんなどが自身の代表曲の中から、下を向きそうになる時、少しだけ前向きになれる「今だからこそ聴きたい歌」「元気になれる歌」を披露している。
ミツバチ産品の製造販売を行う山田養蜂場では、5月下旬から6月上旬にかけて、全国の各新聞紙に同社の山田英生社長と環境ジャーナリストの枝廣淳子氏との対談広告を掲載した。「今日を生きるために、未来を変えるために。~ウイルスに負けず健やかに暮らす、その羅針盤となる5つのこと~」と題されたその広告では、山田養蜂場の研究成果なども紹介しながら、免疫や心の持ち方など、これからのWithコロナ時代で大切にしたい5つのことを中心に語っている。個人でできる新型コロナ感染拡大防止対策として、免疫力を高める食材といわれるハチミツやローヤルゼリーなど、ミツバチ産品が注目されている中での記事だけに、読者の関心も高かったのではないだろうか。
言葉のメッセージではないが、ビジュアルで前向きなメッセージを発信しているのが、人気写真共有サイト「Pinterest」だ。同サイトでは、コレクション「Stay safe. Stay inspired.」を公開し、子供向けのベーキングレシピや簡単な運動など、家で家族とともに過ごす時間をより楽しむアイデアの素を美しい写真で紹介している。サイトに散りばめられた、明るくセンスの良い写真を眺めているだけでも、気分が晴れて前向きになれる。ビジュアルを重視したサイトならではの対コロナメッセージと言えるのではないだろうか。
他にも様々な企業や団体が、コロナ禍に立ち向かうためのメッセージを発信しているが、いずれも前向きで心強いものばかりだ。もちろん、中には形だけの発信を行っている企業もあるだろう。でも、上記に紹介したいくつかの企業のように、この情勢の中でも、その企業として何ができるか、社会に何を伝えたいかを明確に表現し、行動に移している企業も多い。コロナ禍の今だからこそ、平時では見ることのできない、企業の体質や本音が垣間見えてくる。また、そういう企業は、この先のWithコロナ時代でもきっと廃れることなく、存在感を増してくるのではないだろうか。(編集担当:今井慎太郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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