品川・建築倉庫ミュージアム「クラシックホテル展」歴史あるホテルを図面や写真で紹介

2020年6月11日 18:15

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 建築倉庫ミュージアムの企画展「クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-」が、2020年2月8日(土)から8月23日(日)まで開催される。

■日本を代表する11の“クラシックホテル”に焦点

 東京オリンピックに向けた訪日観光客の増加を見込み、新たなホテルの建設ラッシュが続く一方で、明治期の近代産業発展とともに黎明期を迎え、100年の時を越えた今もなお現役で活躍する“クラシックホテル”。開国したばかりの日本において外交の場としても重宝されたほか、その後も時代のニーズに応じて様々な文化的な役割を果たすと共に、今日の日本のサービスの礎を築いたといえる。

 本展では、開国期である1870年代から現在にいたるまで、今もなお進化し続けている全11のクラシックホテルに焦点。日光金谷ホテルや東京ステーションホテル、京都ホテルオークラといった歴史あるクラシックホテルの変遷とこれからを、各ホテルに残る建築図面や写真といった貴重な資料の数々と共に紹介する。

■創業者の強い想いが反映された建築空間

 クラシックホテルのデザイン的な特徴の一つとして挙げられるのが、建築そのものや室内装飾など、随所に創業者の込めた想いが色濃く反映されているという点。展示では、建築家がその創業者の想いをいかに建築空間に落とし込んだか、音声・映像・写真・家具といった多角的な展示を通じて、その関連性に迫る。

■ホテルの撮り下ろし写真や建築家インタビュー、実物家具の展示も

 そのほか、リーガロイヤルホテル(旧 ロイヤルホテル)を設計した建築家・吉田五十八のもとでホテル設計に携わっていた今里 隆ら、竣工時に実務担当をしていた建築家の撮りおろしインタビュー映像、今なお現役稼働する各ホテルの最新写真を撮り下ろした写真展示、長年ホテル空間を演出してきた家具の実物展示なども行われる。

■開催概要

 「クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-」
開催期間:2020年2月8日(土)〜8月23日(日)
※当初、5月31日(日)までの開催を予定していたが臨時休業を受けて、開催期間を変更。6月9日(火)より運営再開。
詳細は公式URLを確認:https://archi-depot.com/

会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A(東京都品川区東品川 2-6-10)
開館時間:火〜日 11:00〜19:00(最終入館18:00)
※月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
※障害者手帳の所持者とその付添者1名は無料。
※それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等の掲示が必要。
入場料:一般 3,100円、大学生/専門学校生 2,000円、高校生以下 1,000円
※展示室Bの観覧料含む。
※オンラインチケット制です。詳細は公式WEBサイトより
主催・企画:建築倉庫ミュージアム
特別協力:砂本 文彦
企画協力:吹野 晃平、川口 貴仁、清水 彩香、河内 彩
展示協力ホテル:
日光金谷ホテル/万平ホテル/奈良ホテル/東京ステーションホテル/ホテルニューグランド/蒲郡クラシックホテル/リーガロイヤルホテル(大阪)/雲仙観光ホテル/山の上ホテル/京都ホテルオークラ/学士会館

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事