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マツダは赤、スバルは青 自動車会社のイメージカラーの秘密
赤のボディカラーをまとうMAZDA3セダン(画像: マツダ発表資料より)[写真拡大]
すべての自動車には色がある。街で見る車で多いと感じるのは白、黒、グレーあたりと思っている人もいるだろう。しかし自動車メーカーによっては、それ以外の色が多いというイメージを感じることもある。
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どのジャンルでも、自社ブランドを象徴するコーポレートカラーを押し出す会社がある。自動車ではマツダの赤、スバルの青などが代表例である。これらのコーポレートカラーはどのように決まったのか気になる人もいるのではないか。
マツダが公式サイトの画像で見せる車は、赤色が多い。マツダでは、「情熱」を現しているとしている。車作りに情熱を注ぐスタンスを強調し、アクティブなイメージで車を染めて顧客の心に訴えかける意味合いで、赤い車を前面に押し出しているという。
最近でもMAZDA2やMAZDA3、ロードスターなどの宣材写真でも赤いボディカラーが選ばれている。しかしマツダの赤にこだわるスタンスは最近に限ったことではなく、古くは1963年に発売された「ファミリアクーペ1000」も赤をメインカラーとしていた。自動車作りへの情熱をアピールする姿勢は、半世紀前から健在だったのである。
一方でスバルも青に対するこだわりが強い。“スバル”とは、もともとはおうし座の星団「プレアデス」の和名がある六連星で、望遠鏡では約250個の集団になった青白色星が観測できることもある。プレアデスからの連想でスバルの公式ロゴも六連星をイメージしたものになった。星空が輝く夜空は、暗いなかでも部分的に青く見えることがあるため、スバルのコーポレートカラーは青になったのだ。
その結果、インプレッサ、レヴォーグ、BRZなどの人気車両も多くが青いボディカラーを前面に出している。モータースポーツの世界でも、スバルが開発したレーシングカーは青色が多いと感じる人もいるだろう。星が輝く空のように多くの人へ希望を届けたい想いが、スバルにあると考えられる。
以上のように自動車メーカーはイメージカラーを強く打ち出し、顧客にメッセージを届ける役割を担うところもある。メーカーの想いを感じながら、カーライフについてじっくりと考えてみてはいかがだろうか。
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