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LINE証券、「信用取引」の取り扱いを開始 現物取引に続く新サービス
(画像: LINE証券の発表資料より)[写真拡大]
LINE証券は21日、スマホ取引サービス「LINE証券」にて、新たに信用取引の取り扱いを開始した。取引所取引における現物取引の開始を5月10日に開始したことに引き続き、新たなサービスの追加となる。
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LINE証券では、1株(1口)単位の少額から取引ができるサービスを提供していたが、「より多様な商品を楽しみたい」という顧客のニーズに応えるため、まずは取引所取引による現物取引を開始。さらに幅広いサービスの提供を目指し、新たに信用取引の取り扱いも開始した。
LINE証券の信用取引は、返済期限等が証券取引所の規制により一律に定められている「制度信用取引」と呼ばれる制度を導入しており、6カ月以内の決済が必要である。実際に信用取引を始めるには、別途信用口座の開設手続きが必要となり、委託保証金として最低30万円が必要となる。
信用取引の取り扱い開始により、自己資金の約3倍の取引が可能となる。また、いわゆる「新規売り(空売り)」からのスタートも可能となり、下落相場でも利益を得ることができるようになる。
LINE証券の信用取引では、売買手数料が無料であることが最大の特徴である。ただし対象はインターネットを経由した注文のみで、他の注文方法では手数料がかかる場合がある。
これまでLINE証券がスマホ取引に特化したサービス展開をしてきた強みを生かし、難しいイメージがある信用取引の場面でもわかりやすく、操作の際シンプルなデザインで、使いやすいサービス設計を導入している。
「信用新規買い」「信用新規売り」「返済売り・現引」「返済買い・現渡」の取引画面から、顧客の希望する内容を選び、取引が完了するまでにわずか数タップで済むという。
今回、信用取引を開始したことで、LINE証券の取り扱いサービスは、従来の「1株単位購入」と、5月に新たに開始した「現物購入(100株単位)」を合わせた3種類となった。これら3つの取引方法は、LINE証券サービス画面の中から簡単に切り替えができるとしている。
これから投資を始めてみようと考えている投資初心者は、まずは少額からスタートできる「1株単位購入」から取引を開始すると良いだろう。実際に運用しながら株式投資の仕組みや経済について少し知識がついてきたら、「現物投資」や「信用取引」にステップアップするのが良いのではないだろうか。
「現物取引」や「信用取引」は1回あたりの取引にかかる金額が大きいため、まずは少額から取引のできる運用より始め、段階を踏んで取引方法を変えていくことをお勧めしたい。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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