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映画『哀愁しんでれら』土屋太鳳主演、幸せを求めた女性が凶悪事件を起こす“おとぎ話サスペンス”
映画『哀愁しんでれら』が、2021年早春に公開される。主演は土屋太鳳。
■幸せを求めた女性が凶悪事件を起こす“おとぎ話サスペンス”
映画『哀愁しんでれら』は、市役所に勤める真面目な女性がシンデレラストーリーを駆け上がった後、次第に狂い出す運命に身を投じ、社会を震撼させる前代未聞の凶悪事件を起こす姿を描く“おとぎ話サスペンス”。
ストーリーは、市役所に勤め平凡な毎日を送る小春が、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失うところから始まる。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、優しく、裕福で、王子様のような彼に惹かれていく。
彼の娘とも仲良くなり、プロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる“シンデレラ”となった彼女。夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し、新婚生活をスタートさせるのだが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。
■主演は土屋太鳳
主人公・福浦小春役は、NHK連続テレビ小説『まれ』のヒロインで注目されて以降、『春待つ僕ら』『累-かさね-』など様々な映画で主演を務めてきた土屋太鳳。天真爛漫なイメージで人気を集める彼女が、運命に翻弄され、狂気の変貌を遂げる“シンデレラ”を演じる。自身初となる”連れ子の母親”という役どころを、どのように演じるのかも期待したい。
■土屋太鳳コメント全文
土屋太鳳は主演を務めるにあたり、下記のようにコメントを寄せた。
初めてこの物語を読ませていただいた時、私が感じたのは嫌悪感と疑問でした。光栄だけれど、なぜ私にと思って下さるんだろう。理由を知りたくて監督にお会いしましたが分からず、おこがましいながらお断りしました。覚悟できないまま取り組む物語ではないからです。
でも、脚本は私の前に戻ってきました。4回目に戻ってきた時、急に「この物語は生まれたがってるんじゃないか」と感じたんです。脚本の中で小春が泣いているようにも感じました。私に出来ることがあるなら、一緒に泣くこと。理解できるかではなく生まれてくるものを愛すること。そう感じたころ共演者を知り、そのかたと踏み出せるならと覚悟を決めました。迷った末の撮影は得難い時間の連続でした。
命が命を愛そうとする時の摩擦熱のような何かが今も心に残っています。感じていただけますよう。
■新鋭監督によるオリジナル脚本
メガホンを取るのは、日本テレビ系列ドラマ「時をかける少女」、映画『3月のライオン』『ビブリア古書堂の事件手帖』などの脚本を手掛けた渡部亮平。自主製作映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』では、2012年「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」をはじめ多くの映画賞を受賞するなど、脚本家としてだけででなく、監督としても高い評価を得た。
『哀愁しんでれら』の企画は、渡部亮平が次世代のクリエイター発掘のためのコンペティションである TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMに出品し、2016年のグランプリを受賞したもの。今回、自身の完全オリジナル脚本で映画化される。
■ストーリー
市役所に勤める小春は、幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかしある夜、祖父が倒れる→慌てて車で病院に向かうも父が飲酒運転で連行される→自宅が全焼→警察で事情聴取→頼りにしていた彼氏の浮気を目撃(しかも相手は自分の同僚)…一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失う。そこに現れたのが、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない毎日が待っていた――
【詳細】
映画『哀愁しんでれら』
公開時期:2021年早春
監督:渡部亮平
脚本:渡部亮平
出演:土屋太鳳 他
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