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効果的な家庭学習の秘訣 子どものやる気を引き出すコーチング
同じ学校や塾へ通っていても成績が伸びる子と伸びない子がいる。その違いは、効果的な家庭学習の時間を十分に取れているかどうかにあると言っても過言ではない。
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しかし遊びの誘惑がたくさんある家の中で、我が子を勉強に向かわせるのは簡単ではないだろう。親がやる気を引き出す声かけをすることによって、子どもの学力や自主性を伸ばすことができるのだ。
■「勉強をしなさい」と注意する・ご褒美を用意するのは逆効果
テレビを見ている子どもに対して親が、「そろそろ勉強始めた方がいいんじゃないの?」と声かけをするのは、よく見かける光景だ。しかし言うまでもなく、これは子どもを勉強から遠ざけてしまう。残念ながら多くの子どもにとって、勉強とは憂鬱なものだ。それに向かわせるきっかけすら後ろ向きだと、益々勉強へ向かう気持ちは弱まってしまう。
また良い成績を取れたらご褒美を与えるという方法も、よく聞かれる。しかしこれも、実は良い方法とは言い難い。短期的には勉強に向かうようになるかもしれないが、勉強をする目的がご褒美をもらうためになってしまう。それではご褒美がないと、コツコツとした努力をしなくなってしまう可能性が高い。長期的に見ると子どもの自主性が育たないのだ。
■勉強する意味をはっきりさせるとやる気が出る
自主的に勉強へ向かわせるには、どのような働きかけが良いのか。それは「何のために勉強するのか」、または「勉強するとどんな良いことがあるのか」をはっきりさせることだ。
学校の勉強が将来どのように役に立つのか、納得感のある答えを持っている人は多くないかもしれない。しかしそんな堅いことでなくとも、「勉強で一番になればクラスで人気者になれるよ」というような声かけで良いのだ。勉強の魅力はたくさんあるので、その子自身に合っているものを見つければ良い。
親が見つけるのが難しい場合には、「勉強できるようになったらどんな良いことがあるかな?」と子どもに考えさせるのも良いだろう。
■常に前向きな声かけをして自信を持たせる
もうひとつ忘れてはいけない声かけがある。勉強に自ら向かえない子どもは、「どうせ自分はやってもできない」と思ってしまっていることが多い。そんな時には子どもが自信を持つことができるような、前向きな声かけを心がけるのが良い。
「頑張ったら絶対にできるようになるからね」と一言添えるだけで、子どものやる気を引き出すことができるはずだ。(記事:双風サキ・記事一覧を見る)
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