NHK語学講座のおとも「ゴガク」と「ゴガクル」の違いとは?

2020年4月30日 18:05

印刷

 NHK語学講座の学習をサポートしてくれる「ゴガク」と「ゴガクル」。よく似た名前の2つのサービスは、どう違うのだろうか。内容と使い方を紹介する。

【こちらも】英語学習スタートするなら春! 4月にはじまるNHK英語番組がおすすめ

■「ゴガク」

 「ゴガク」はNHK語学講座のアプリの名称だ。前週放送分の内容全てをストリーミングで聞ける。アプリのためスマホでも使用可能だ。英語講座はレベルが豊富なため、やさしいレベルから聞いてみるといいかもしれない。

 放送を聞いたあとにはクイズにトライできる講座もある。意外にしっかりした質問で、集中して聞かないと難しい。レッスン内容をしっかり頭の中でイメージしておくことが、コツのようだ。

 レッスンを聞き終わると出席表代わりのトロフィーがもらえるといった機能もある。なお、英文や和訳などのテキスト表示はないため、しっかり学習する場合は、別途テキスト購入がおすすめだ。

■「ゴガクル」

 「ゴガクル」はNHK語学講座の過去放送分の例文を聞くことができる、学習広場サイトだ。重要キーフレーズやイディオムの説明がわかりやすい。短い例文を英語から日本語へ、日本語から英語へとリズムのよい学習をできる。チェックを入れて自分だけのまとめフレーズ集も作れる。

●「ゴガクル」の使い方

 ・目標を立てる。1カ月でおぼえたいフレーズの数を決めてカレンダーに記録する。月末におぼえた結果を確認。

 ・フレーズを登録して暗記する。

 ・和訳、英訳、リスニング形式のテストで定着を確認。テストログでテスト結果を記録できる。

 ・暗記した例文、忘れた例文をチェックする。何度も繰り返すとよい。

 ・「おぼえた日記」で学習管理。勉強のあとには日記へテスト結果やおぼえた単語を記録する。

 ・ビジネス、日常会話などジャンルを決めてフレーズまとめを作れる。

 学習仲間に質問できるコーナーもあるため、おすすめの学習法なども質問可能だ。

■英語学習のやる気がでないときにおすすめ

 どうにも英語学習をする気にならないときは、なにかをしながら「ゴガク」でリスニングをしてみると勉強のハードルが下がる。SNS、掃除、ゲーム、新聞、ストレッチなどをしながら、BGMとして利用すればはじめの1歩になる。気になるフレーズや単語が耳に残れば、学習をスタートする気になるかもしれない。

 「ゴガク」と「ゴガクル」の違いは、「ゴガク」では前週放送分のレッスン内容全部を聞けること。「ゴガクル」では今までのキーフレーズを含んだ例文の復習ができること。「ゴガク」でしっかりテキストを学習しながら、「ゴガクル」で忘れないための復習を重ねるのが最善だ。両方使うのがおすすめである。(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事