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韓国語でつまずくポイント「パッチム」、簡単に乗り切る方法は?
韓国語を勉強し始めた人は「パッチム」という壁にぶち当たっているだろう。パッチムとは、母音・子音・子音で構成されたハングル文字の下に位置する子音のことである。たとえば、「좋아하다(好き)」という単語の「좋」に使われている「ㅎ」のことだ。
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では、パッチムの何が厄介なのか。パッチムが厄介な理由は、数が多いことと、発音が難しい点だ。たとえば、通常「ㅎ」はハ行の発音をするときに使われるのだが、パッチムとして使うと濁らない音を表すようになる。
ジョアと読むところを「ㅎ」のパッチムがあると「チョア」と読むようになるのだ。これは「ㅎ」の例で、他のパッチムにも似たように特殊な読み方をする場合がある。さらに、「읽다(読む)」の「읽」ようにパッチムが2つあるダブルパッチムというのもある。もうお手上げだ。
実際に私も韓国語単語テストは、パッチムのせいでかなりの点を取りこぼしたし、留学に行った際はパッチムの発音が難しく聴き取ってもらえないことが多々あった。
しかし、今は違う。完璧とまでは言わないが、ある程度パッチムについて理解できるようになった。というのも、実はパッチムはシンプルだったのだ。
ハングル文字には子音が19種類あり、パッチムになるのはそのうちの16種類。書く際に覚えなければいけないのはこの16種類のみだ。さらに、発音に関しては7種類しかない。
どういうことかというと、同じ読み方をする子音がたくさんあったのだ。たとえば、「ㄷ」「ㅌ」「ㅅ」「ㅆ」「ㅈ」「ㅊ」がパッチムに使われていた場合の読み方は「ッ」だ。これだけでかなりの数の発音を覚える必要がなくなる。
私は長い間これらを感覚で覚えていたためにパッチムの理解に苦しんだ。この記事を読んでいるあなたはもう迷う必要はなくなるだろう。
そして次に、ダブルパッチム。ダブルパッチムの数は全部で11個ある。これだけ聞くと、頭がクラクラしてしまう人もいるはずだ。しかし、「ㄻ」「ㄺ」「ㄿ」以外は左側を発音すればいい。
上記の3つだけは右側を発音するので、「ㄻ」はm、「ㄺ」はk、「ㄿ」はpの発音をする。だが、上記の3つ以外は左側を発音すれば良かった。つまり、上記3つのダブルパッチムだけ覚えてしまえば発音で迷うことはなくなる。
このようにパッチムは意外とシンプルだ。あなたもこの記事で、韓国語の難題であるパッチム問題を解決できると幸いだ。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る)
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