テレワーク実施率は5.6% LINEユーザー約8300万人対象の調査結果

2020年4月11日 10:12

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府は緊急事態宣言を行なった。この際の会見では「オフィスでの仕事は原則自宅で行う」などの要請が行われたが、いわゆる在宅勤務(リモートワーク、テレワーク)の実施率は全国で5.6%に過ぎないという(ロイター)。

 これは、厚生労働省がLINEに委託し、約8300万人を対象に実施した全国調査(過去記事)で明らかになったもの。これとは別にパーソル総合研究所インターネットで調査した結果(有効回答2万1148件)では、テレワークの実施率は13.2%だった。 実施されていない86.8%のうち、33.7%が「希望しているができていない」と回答したという。

 実施していない理由としては「テレワーク制度が整備されていない」(41.4%)、「テレワークで行える業務ではない」(39.5%)、「テレワークのためのICT(情報通信技術)環境が整備されていない」(17.5%)などが挙げられている。これに対しロイターの記事では、『企業経営者の「無理解」もかなり深刻ということではないか』と指摘されている。

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