韓国語勉強は何から始めればいい?

2020年4月7日 12:16

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 「韓国語の勉強をはじめよう!でも、何から始めればいい?」こう思った人もいるだろう。書店にいけば韓国語を勉強するための参考書がいくつも並んでいるし、韓国語学習アプリ、韓国語教室などもある。では、どれから始めるのが正解か?

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 まずは、私の経験を参考にしてほしい。私は高校2年のとき「韓国語フレーズ集」という本を母に買ってもらったことから、韓国語を勉強する日々が始まった。

 その本は韓国旅行にぴったりの本で、挨拶の仕方から「これください」「トイレはどこにありますか?」といった、旅行に必要なフレーズが重点的に書かれた本だった。本の内容はそれだけでなく、「基本的なハングルの書き方やルール」、本の最後の方には「告白の仕方」や「韓国での礼儀作法」なども記載されていた。

 もとからK-POPが好きだったこともあり、「これしってる単語だ!」「あの歌詞はこういう意味だったんだ!」となったことを覚えている。

 この頃は単語もろくに知らなかったし、文法だって何も分からなかった。だが、フレーズを覚えるだけで韓国語が話せるようになれたのは、かなり嬉しかった。

 勉強を始めた時期が高校生ということもあり、友達に韓国語が話せることを自慢したり、韓国旅行に行った際に簡単な韓国語を披露できたりもした。これらは韓国語を勉強するうえでかなりのモチベーションになった。

 くじけやすい語学学習において、これは大きいのではないだろうか。個人的には韓国語勉強の始め方として、「韓国語フレーズ集」は最適だったと思っている。

 では、「もしあの頃の自分にもっとお金があったら?」「高校生ではなくもっと自由な時間があったら?」、こう考えると違う始め方をしていたかもしれない。

 たとえば、韓国語教室。もし当時の自分にお金・時間があれば、韓国語勉強はまず、教室に通って始めていただろう。なぜなら、韓国語教室に通うことが最短で韓国語が話せる道のりだからだ。

 韓国語教室であれば、初心者にオススメの単語、文法、そして正しい発音を理解しやすい順序で教えてくれる。たとえば、韓国語の初級で勉強する「行く」という単語を教えてもらうと同時に、その単語のあらゆる使い方の例を習い、そして正しい発音方法まで教えてくれる。

 韓国語フレーズ集ではこうはいかない。「行く」という単語を単体で学べることはないし、使い方も紹介されているフレーズしか分からない。自分が話している発音が正しいかどうかも確認できない。

 韓国語をマスターするためには、単語も文法も発音もどれも欠かせないため、最初からこれらを丁寧に教えてくれる韓国語教室は、韓国語を初めて勉強する人にとっては最適だろう。

 まとめると、お金・時間がない人は「韓国語フレーズ集」がオススメだ。覚えたそばから実践で使える点は、韓国語を勉強するうえで大きなモチベーションとなる。

 次に、お金・時間があれば韓国語教室に通い、韓国語を勉強することをオススメする。最初から、単語、文法、発音を丁寧に教えてもらえる点は、韓国語をマスターする上でかなりの近道になるだろう。

 最後に、この記事で韓国語勉強の始め方に困っているあなたを助けられていたら幸いだ。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る

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