鬼滅の刃にONE PIECE、「漫画」を読んで英語力をアップさせる方法とは【英語学習法】

2020年4月5日 08:00

印刷

(c) 123rf

(c) 123rf[写真拡大]

 社会人であっても学生であっても英語の勉強が嫌い、でもやらざるを得ないという人はいるだろう。文法書や単語帳と睨めっこをするのが苦でない人は良いのだが、そうした勉強が辛いという人には、遊びながらの英語学習をおすすめしたい。

【こちらも】Netflixを見るだけで英語力が身につけられる方法とは?【脱退屈な英語学習法】

 今回紹介するのは、遊びながらの英語学習の中でもトップクラスにおすすめの「漫画」である。日本の漫画を英語で読むことで、楽しみながら英語力を鍛えられるのだが、その詳細について紹介していきたい。

■どのような漫画が英語で読めるのか

 今回は英語学習に漫画を使おうという趣旨の記事になるが、ここで私が読もうとすすめているのは、アメコミなどの日本国外著者の作品ではなく、日本の漫画の英語版だ。(もちろんアメコミなどが好きな人にはそちらを読み込むことをおすすめする。)

 あまり知られていないかもしれないが、日本で発売されている人気の漫画、例えば「ONE PIECE」や「鬼滅の刃」、「進撃の巨人」などメジャーと言える作品は、日本でもその英語版が売られているのだ。そうした日本の人気漫画を英語で読むことで、楽しみながら英語学習ができる。なお、その漫画の購入方法については後述する。

■日本の漫画を英語で読むことのメリット

 日本の漫画を英語で読むことのメリットは、問題集や参考書を使った勉強より楽しみやすいということが挙げられるが、他にもいくつか見逃せない点がある。まず、漫画内の英語の単語や文法が多少分からなかったとしても、その漫画のビジュアル、表現で何となくではあるがそのストーリーや内容が理解できるという点が挙げられる。

 文字だけの書籍の場合、分からない単語がいくつも出てくると完全に読みきれないという事態に陥るが、漫画であればその絵や描写が理解を助けてくれる。

■日本語の原作を読んでいるとよりスムーズに

 いきなり全く読んだことのない作品を英語で読み始めるというのも一つの手段ではあるが、一度日本語で読んだ漫画を英語で読むという方法もおすすめだ。

 日本語で一度原作を読んでいれば、ストーリーは頭に入っているはずなので、内容理解につまずくことなく読み進められる。その結果として、英単語や英語表現にもフォーカスする余裕ができて、「英語だとこういう言い回しになるのか」など理解が深まり、英語学習が捗るようになる。

■英語版の漫画はどこで購入すれば良いのか

 英語版の漫画を扱っている書店は数が限られるが、大型の書店には置かれているケースもあり、その多くは漫画コーナーではなく、英語学習書籍コーナーに陳列されている。

 また、書店で手に入れるのが難しい場合には、Amazonなどのインターネット通販を使う方法もある。オンラインであれば、電子書籍版も手に入れることができるため、紙の書籍と電子版、都合の良い方を選んで欲しい。

 最後に注意したいことが、日本の漫画の英語版では、タイトルが日本語と異なる場合があるという点だ。例えば、鬼滅の刃であれば「Demon Slayer」、進撃の巨人は「Attack on Titan」といった具合だ。英語名が分からない場合には、インターネット検索で「(漫画タイトル) 英語版」などと検索すれば英語タイトルが出てくるはずだ。ぜひこれからのあなたの英語学習に「漫画」を取り入れてみて欲しい。(記事:佐藤辰則・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事