防衛装備庁による次期戦闘機開発が確定

2020年3月31日 18:51

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 令和二年度予算が成立した結果、航空自衛隊の次期戦闘機の開発が確定し、4月1日付で装備庁に次期戦闘機開発を担当する装備開発官が新設される(防衛大臣記者会見発表)。

 防衛大臣記者会見によると、「今度の次期戦闘機は、わが国の戦闘機の間の、あるいは地上とのネットワーク機能を重視し、また、ステルス性能についても高いものを要求したいと思っております。また、F-35と比べてもミサイル搭載数を多くする、そうした要求がございます。」とのこと。航空自衛隊としては、F-35のミサイル搭載数には満足していないようだ。

 F-2のときに対艦ミサイル4発搭載が要求されたように、数の不利をミサイルの数で補う、もしくは、輸入ではなく、新規開発する理由とする意向があるのかもしれない。ミサイル搭載数を増やすには、機外搭載のためのハードポイントを増やすか、兵器庫を拡大するしかなく、いずれにしても機体の大型化が必要になると思われる。

 日本は戦闘機用のジェットエンジンでは遅れているが、長年、開発を継続しており、最新のIHI XF9-1エンジンは、F-22に搭載されているP&W F119エンジンに匹敵する性能を達成した。次期戦闘機はF-22と同程度の大きさの機体に双発のエンジンになるのだろうか。

 個人的には無人機として、前面ステルスだけの低コストなミサイルキャリアーを作って、数を補えばいいと思うが、飛行場の確保が難しいのかもしれない。

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