TWICEから学ぶ韓国語勉強法

2020年3月31日 09:12

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 韓国語の勉強を始めた人は、K-POPが好きな人が多いだろう。政治的な問題もあり日韓関係は悪化しているが、いまだにK-POP人気は根強く残っている。では、TWICEというグループを知っているだろうか。

【こちらも】K-POPで韓国語の勉強はできるのか K-POPを使った学習法とは?

 TWICEとは7人組の国際ガールズグループで、日本でもCMや音楽番組に出演し活躍している。そして、驚くことにTWICEには日本人メンバーが3人もいる。ミナ、サナ、モモの3人は他の韓国人メンバーと流暢に韓国語で会話をし、韓国のテレビ番組に出て、司会者からの質問にも韓国語で回答している。

 これはつまり、TWICEの日本人メンバーはあの若さで韓国語をビジネスに使えるまで極めているということだ。実際に、私の知り合いの韓国人もTWICEのサナはほとんど韓国人と同じレベルで韓国語が話せていると言っていた。私たちもぜひそのレベルに到達したい。

 ということで、TWICEメンバーの中でもとくに韓国語が上手なサナが実行していたとされる韓国語の勉強方法を紹介する。(1)練習生時代に所属事務所でのレッスンを受ける。(2)バラエティー番組を見る。(3)知らない単語はすぐにメンバーにきく。以上がサナが韓国のバラエティー番組に出演した際に語っていた韓国語学習方法だ。

 まず、私たちはサナとまったく同じ環境、状況で韓国語を勉強するのは不可能だ。私たちは事務所に所属しているわけではないし、近くに韓国語を教えてくれる友達がいるわけでもない。そこで、サナの韓国語勉強法を私たちが実践できるようにアレンジしてみよう。

 するとこのようになる。(1)大学、専門学校で韓国語の授業を受ける。(2)韓国のテレビ番組を見る。(3)知らない単語はGoogleで調べる。

 まず、サナのように韓国語が話せるようになりたいのなら大学、専門学校で韓国語の授業を受けるべきだ。なぜなら、プロが教えてくれるからだ。個人的に語学は独学での勉強が難しいと思う。しっかりと現地の人から発音の仕方を学ばないと、いつまでたってもビジネスで使えるレベルには到達しないからだ。サナも事務所での語学レッスンを受けていた。それならば私たちもプロの韓国語講師から韓国語を学ぼう。

 つぎに、韓国のテレビ番組を見よう。そうすることで、偏りのない、いま現在使われている韓国語が学べる。どういうことかと言うと、韓国語の教科書で学べる韓国語はキレイで正しいのだが、実際の韓国人は使っていない、もしくは教科書には記載されていない現代の韓国語というのが多々ある。

 たとえば、「치맥(チメッ)」はチキンとビールのことで、韓国で生活しているとよく使うのだが、韓国語の教科書には載っていない。韓国のテレビ番組を見ることで、このようなよりリアリティのある単語を勉強することができるのだ。サナも実践していたのなら、効果があるだろう。

 最後に、知らない単語が出てきたらその都度Googleで調べよう。Google翻訳、検索機能は本当に高性能で便利だ。単語だけなら発音まで教えてくれる。サナのように韓国人メンバーがそばにいない私たちにとっては、Googleが韓国人メンバーの役割をしてくれるだろう。

 確かに、サナが学んできたように会話の中で習得することはできないのだが、分からない単語を分からないままにしておくよりもマシである。

 この記事の読者の中には、TWICEにあこがれて韓国語の勉強を始めた人もいるかもしれない。ぜひ、この記事を参考にしてTWICEのような韓国語を話せるようになってほしい。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る

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