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市販のおやつに毒が入っていると教える親 過保護が子どもに与える影響
食べ物が人の体に与える影響は大きく、子どもに与えるものとなれば慎重なるのが当然とも言える。しかし中には過剰なまでに食べ物にこだわり、市販のお菓子には毒が入っていると子どもに教える親もいると言う。子どもを守るためとはいえ、強い脅し文句のような言葉で世界を表現するのは、むしろ危険を伴うということを忘れてはならない。
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■過保護な親とは
子どもには手作りの食事しか与えず、使用する食材は無添加なものや有機野菜のみ。市販のお菓子などもっての外で、「毒が入っているから食べてはいけない」と教えている。
食に限らず、子どもに見せるものや与えるものへ過剰に敏感になる過保護な教育をなぜ親がしてしまうのか。それは、子どもは弱く自分が守っていかないといけない存在だとして、子どもが失敗から再起する力を信用していないのである。しかしこれは、子どもが世界を知ろうとする好奇心を奪ってしまうことになりかねない。
■子どもは親の言葉を強く信じる
子どもにとって親とは世界一の存在と言って良いほどに大きいのである。その親から「市販のお菓子は毒がある」「勉強をしないと社会では生きていけない」という言葉と浴びせられると、それを強く信じてしまう。そして世界は辛く厳しいものだというネガティブな価値観を持つようになり、本人にとって世界は本当に辛いものになってしまうのである。
■子どもの無邪気さは守られるべき
大人から見ると子どもは楽観的で、ときに危なっかしく映るかもしれない。しかしその無邪気さは親に潰されるのではなく守られるべきなのである。
親が世界の厳しさを教えてあげなくても、子どもは幼稚園などで友達とぶつかりながら社会の難しさを知っていく。親が先回りし危険を排除することは、子どもが自ら課題を解決していく力を奪うだけではなく、悲観的な価値観を植えつけてしまう。まずは世界に純粋な好奇心を持っている子どもの価値観を尊重しながら、課題を解決する力を信じて見守ることが大切だ。(記事:双風サキ・記事一覧を見る)
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