英語の勉強はやはり難しい!? 習得しやすい韓国語という選択肢はどうか

2020年3月18日 11:24

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 「日本人にとって英語は難しい。」こう聞くと、納得する人は多いだろう。実際に日本はアジアの中でも英語が話せない国となっている。

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 2017年のTOEFL(Test of English as a Foreign Language)iBTによると、日本はアジア30カ国のうち27番目に英語ができないという結果が出た。悲惨な状況である。

 原因は様々で、「英語が話せるようになる授業ではない」「英語を教えられる先生がいない」「英語を話す機会がない」などと言われている。いろいろ原因が考えられているが、はやり英語はシンプルに難しいと思う。語順は逆だし、覚えなければいけない単語も多い。

 では、難しい英語の変わりに他の言語を勉強するとすれば、何がいいだろうか。そこで、カンタンな韓国語を勉強してはどうかと、提案してみたい。

 韓国語なら、語順も日本語と同じだし、単語も日本語と似ているものだらけなので、覚える量も少ない。おそらく韓国語なら、中学から高校までの6年間も勉強すればだれでも話せるようになるだろう。

 また、日本にいる限り韓国語の出番は英語よりも多いことは、訪日外国人のランキングからも明らかである。とくに西日本にとっては英語よりも韓国語が話せた方が、ビジネスに役に立つことが多いと感じるはずだろう。

 しかし、今の日本の学生は外国語と言えば英語だけで、他の言語は不必要とすら考えている節がある。身近な例だと私の友達は、「英語以外の言語を勉強することは効率的でない」と言っていた。確かに、英語は世界共通語なので、ある意味では効率的ではないのだが、こんなことを言う人ですら英語を話せない。

 それならカンタンな韓国語を勉強した方がいいのではないだろうか?どうせ難しくて話せないのなら、比較的カンタンに習得できる韓国語を勉強する選択肢もあっていいと思う。

 また、これからはAIが発達するため、翻訳機・通訳機の性能が向上する。極論を言えば、外国語の勉強など必要なくなるわけだが、外国語を勉強すること自体は、違う考え方が学べたり、海馬や大脳皮質が向上したりと脳にいい働きがある。今後、外国語の勉強が外国人との会話のためではなく、脳の働きのために行うのならば、やはり英語にこだわる必要はないだろう。

 「英語の代わりに韓国語を勉強すれば?」という半分冗談のような話だが、面白い選択肢なのではないだろうか。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る

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