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モーガン・プラス・フォー 2L直列4気筒BMWツインパワーターボエンジン搭載
エンジンはBMW製となったが、モーガン(Morgan Motor Company)は健在だ。こうしたイギリスでのガレージメーカーは、ライトウエイトスポーツカーで数多く設立された。
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1912年、モーガン・モーター・カンパニー(Morgan Motor Company )は有限会社(Private Limited company )として設立された。創業者は、ヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガン(H.F.S. Morgan )。1959年他界。息子のピーター・モーガンが継ぎ、2003年その子チャールズ・モーガンへと継がれ、今でも創業家の経営であるとは嬉しい限りだ。
今回開催中止となってしまったが、ジュネーブ・モーターショーを機に、新型『MORGAN PLUS Four(モーガン・プラス・フォー)』が登場してきた。
モーガンは、今でもイギリスのライトウエイトスポーツの代表である。しかし、その伝統を引き継いで現代風にアレンジされ、世界中で好評を博しているのは日本のマツダ・ロードスターであることは、日本のクルマ市場の豊かさを感じさせる。
初代マツダ・ロードスターの楽しさは、真にイギリスのライトウエイトスポーツであると信じている。それは若いころ1970年代に、MGミゼットなどを乗ったことがあり、また初代ロードスターのオーナーだったからだ。
逆に、ミニクーパーなどはイギリスの伝統を継承するべきクルマなのだが、現代に飲み込まれしまい特徴がなくなってきているように感じる。初代ミニクーパーの強烈なFFのクセを予想しながら現代のミニに乗ると、拍子抜けしてしまうほどなのだ。「BMWのクルマだなー」と思わずつぶやいてしまった。
2019年3月のジュネーブショーで登場した『モーガン・プラス・シックス』は、BMW・B58型直6気筒3Lツインパワー・ターボであった。ZF製8AT、乾燥車両重量は1,075kg、最高出力340ps最大トルク500Nm、0-100km/h加速4.2秒となっている。
今回発表されたのは、弟分になる『モーガン・プラス・フォー』だ。最高出力258ps最大トルク400Nm(MT仕様350Nm)、2L直4気筒の同じくBMWツインパワーターボエンジンだ。トランスミッションはZF製8速AT、それにMTはなんとマツダ製6速ギアボックスとなっている。最もモーガンらしいMT仕様にマツダが選ばれたのは感慨深い。
『モーガン・プラス・フォー』のアルミプラットフォームは、兄貴分と同様CXジェネレーションとなっている。リベットと接着剤で造られたプラットフォームにイギリス車伝統の木製が加えられており、乾燥車両重量は1トン余りに仕上がっている。LEDランプを使った現代的実用車となっているのは、これからも伝統を引き継ぎながら革新を続けていくことが表明されているように感じられて喜ばしい限りだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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