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オープンソースソフトウェアの脆弱性、2019年は前年から50%近く増加
WhiteSourceの年次報告書「The State of Open Source Security Vulnerabilities」によると、2019年に報告されたオープンソースソフトウェアの脆弱性は前年から50%近く増加していたそうだ(BetaNewsの記事、 The Registerの記事)。
データはWhiteSourceがNVD(National Vulnerability Database)のほか、セキュリティアドバイザリやピアレビュー型の脆弱性データベース、バグトラッカーから収集したもので、2019年のオープンソースソフトウェアの脆弱性は6,000件を超えているという。オープンソースソフトウェアの脆弱性は85%が公表時点で修正されている一方、NVDに掲載されるのは84%にとどまる。当初はNVDに報告されないものも45%にのぼり、29%はいずれNVDに掲載されるものの数か月のタイムラグがあるとのこと。
オープンソースソフトウェアの脆弱性で最も多いのはCで書かれたものだ。ただし、2009年~2018年のデータでは脆弱性の47%を占めていたのに対し、2019年は30%まで減少している。一方、PHPは15%から27%に増加した。脆弱性の種類ではC以外の言語(C++/Java/JavaScript/PHP/Python/Ruby)でXSS(CWE-79)が最多、不適切な入力確認(CWE-20)と情報漏洩(CWE-200)が続く(Rubyのみ逆順)のに対し、Cではバッファーエラー(CWE-119)・領域外読み込み(CWE-125)・NULLポインター参照(CWE-476)の順になっている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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