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株価暴落! このピンチをチャンスに変えるインカムゲイン投資戦略
■悲観に満ちた相場こそが絶好のチャンス!
新型コロナウイルスが世界中の株式市場を混乱させている。3月9日の日経平均は終値で2万円割れとなり、約1年2カ月ぶりの安値となっている。
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そんな悲観に満ちた相場でこそ輝く投資戦略がある。それが「インカムゲイン投資戦略」である。すなわち配当金を最重視した戦略だ。
全体的に株価が下がっている今、配当利回りの高い優良銘柄に投資をすることで、次の上昇相場で大きなリターンを得ることができる。まさにピンチをチャンスに変える投資戦略なのだ。
■キャピタルゲインばかりが株式投資じゃない!
株式投資といえば「キャピタルゲイン=値上がり益」と捉える人も多いだろう。確かにキャピタルゲインを重視した投資では大きな利益を得ることができる。
保有している銘柄の株価が10倍になるかもしれない。しかし逆に株価が10分の1になるかもしれない。もしそうなった場合の投資家の心理的負荷は、相当なものだろう。
一方、インカムゲイン重視の投資であれば、このような暴落局面においても平常心でいられることが強みだ。もちろん銘柄研究は必要であるが、年間で支払われる配当金を注視していれば良いので短期的な株価の下落を気にする必要はない。むしろ株価が下がるほど保有株数を増やすチャンスになる。
■「配当金再投資」によりリターンは最大化する!
ところでアメリカには「ダウの犬」と呼ばれる投資戦略がある。毎年年末にダウ平均から配当利回りの高い10銘柄を選んで均等に買うだけという単純な戦略でありながら、ダウ平均を上回るリターンを得られることが多い。
この「ダウの犬」投資戦略で最も重要なのは配当金を全て「再投資」することだ。なぜ配当金を再投資するのか。それは配当金こそリターンを増幅させる加速装置になるからだ。
つまりこういうことだ。株価が下落すれば、各銘柄を安く仕入れることができる。分配される配当金を再投資すれば、さらに保有株数を積み増すことができる。そうすれば上昇局面になったとき、保有株数は配当金を再投資してきた分だけ多くなっているので、結果として大きなリターンを得ることができるのだ。
■最後に・・・銘柄選定はしっかりと
インカムゲイン投資戦略において重要なのは配当利回りだけではない。その銘柄の財務健全性、成長性、市場シェアなどをしっかりと確認しよう。またEPS(1株あたり利益)が毎年成長しているかも見ておくと良いだろう。インカムゲインは企業活動の利益から生まれることを忘れてはいけない。
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