GCDS、2020年秋冬メンズコレクション発表 幼き頃の思い出に立ち返って

2020年3月4日 21:05

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記事提供元:ファッションプレス

 GCDS(ジーシーディーエス)の2020年秋冬メンズコレクションが、2020年2月22日(土)、イタリア・ミラノで発表された。ウィメンズとの合同ショー形式である。

■故郷ナポリをインスピレーション源に

 前シーズンは、日本の漫画やアニメといったサブカルチャーをインスピレーション源に“かわいい”文化を落とし込んだストリートウェアを展開したGCDS。モデル・タレントのkemioがランウェイに登場したことでも注目を集めた。

今シーズンはデザイナー ジュリアーノ・カルツァのルーツである故郷、南イタリアにオマージュを捧げたクリエーションを展開。幼き頃のナポリの空気感を反映させるため、ジュリアーノは子供の頃の思い出と、イタリアのアイコニックなモチーフをミックス。自分の故郷で開かれる“過去と現在”を融合させたパーティーに、ゲストを招待するような感覚で、コレクションを作り上げた。

■子どもの頃の思い出やイタリアのアイコンをミックス

 コレクションは、小さい頃に夢中になったアメリカのポップミュージックカルチャーを彷彿とさせるムードや、トム&ジェリーのグラフィックをあしらったボアジャケット、ナポリを拠点とするサッカーチーム「SSCナポリ」のニットトップスなどをごちゃまぜにした“カオス”な雰囲気。

■クラシカルなウェアをベースに

 ただしベースにあるのは、これまでGCDSが得意としてきたストリートウェアよりも、ややクラシカルなアイテムだ。ピークドラペルのロングコートやクルーネックのジャケットなどがその好例である。アウター、トップス、ボトムスともに極端にオーバーサイズということも無く、伝統的な衣服の形状を受け継いでいる。

■素材や装飾で遊び心を

 シルエットの代わりに遊び心をもたらしているのが、素材や装飾、カラーなど。艶やかな光沢を纏ったエナメル風のボトムスや、きらきらと輝くストーンを散りばめたデニムパンツなどが姿を現す。カラーパレットはブラウンやブラックなど落ち着きのある色彩をベースに、ペールピンクやアイスブルーなど柔らかなパステルトーンを取り入れて華やかに仕上げた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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