瞬間調光ガラス「UMU」、レクサスLMに採用 量産国産車では初

2020年3月2日 12:36

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LEXUS LMの車室内のパーテーション(画像:LEXUS  International発表資料より)

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  • LEXUS LM(画像:LEXUS  International発表資料より)

 日本板硝子は、電源のON/OFFで瞬間的に外から「見える/見えない」を切り替えることが出来る瞬間調光ガラス「UMU(ウム)スマート ウィンドウ」が、LEXUS(レクサス)のミニバンLMに、量産国産車として初めて採用されたことを発表した。

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 「UMUスマート ウィンドウ」とは、2枚のガラスの間に特殊シートを挟んだ合わせガラスで、すでにオフィスや住宅、公共スペース、そして乗り物では神戸新交通の六甲ライナーなどに採用されている。

 住宅の場合は、西日の眩しい時には不透明に切り替わり、柔らかい光に出来る。六甲ライナーでは、沿線上の住民のプライバシーを守るため、車両が通過する時に窓ガラスを不透明にさせることが可能だ。

 特徴は、透明から不透明へのレスポンスが100分の1秒、さらに不透明から透明へのレスポンスは1000分の1秒という、極めて速い応答性にある。加えて、強靭な中間膜により自動車のフロントガラスより衝撃に強く、万が一破損しても破片が飛び散ることがないため安全だ。

 今回採用されたレクサスLMは、中国や東南アジアで富裕層をターゲットとし、2020年2月発売が開始された。見た目はアルファードやヴェルファイアの延長線上のクルマだが、特徴的な大きなスピンドルグリルでレクサスと誰もが気付く高級ミニバンとなっている。

 「UMUスマート ウィンドウ」は、車室内のパーティションに使用されており、ラグジュアリーで静寂なプライベート空間を演出している。

 東南アジアなどでは渋滞が多発しており、富裕層は移動にスピードを求めたクルマを購入しても、その特徴を生かしきれない。そこで人気を持つのがミニバンだが、2列目以降のプライバシーを守るには、車室内を完全に仕切るパーティションを取り付けるしか方法がなかった。

 レクサスLMは、残念ながら日本で発売される情報は今のところない。しかし、日本と同じ右ハンドルのタイでも発売が開始されており、生産も日本国内であることから、日本導入も不可能ではないだろう。

 ただし、価格は現地でアルファードやヴェルファイアの1.5倍ほどとなるため、一般庶民に手が届くレベルのクルマではない。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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