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特別展「京の国宝」京都市京セラ美術館で、やまと絵や仏像など京都ゆかりの国宝を展示
日本博/紡ぐプロジェクト 特別展「京(みやこ)の国宝─守り伝える日本のたから─」が、京都市京セラ美術館にて、2020年4月28日(火)から6月21日(日)まで開催される。
■京都ゆかりの国宝にみる日本の心
1,000年にわたり都であり続け、豊かな文化を育んできた京都。「京の国宝─守り伝える日本のたから─」は、絵画や彫刻、工芸など京都ゆかりの国宝や皇室の名宝等約40件を通して、日本人が古来より培ってきた自然への畏怖や美意識へと迫る展覧会だ。
■平安〜鎌倉時代の仏像の数々
京都では、平安京を中心に500年以上にわたって仏教文化が花開き、数多の仏像が造られてきた。本展では、国宝である「木造梵天坐像」を筆頭に、重厚な迫力を示す平安前期、貴族の繊細な感性を映す平安後期、そして高い写実性を特徴とする鎌倉時代の仏像の数々を展示する。
■仏教絵画ややまと絵
日本絵画の歴史のなかで、平安時代の京都に生まれた優美な絵画様式は、その重要な背景をなすと言える。会場では、平安時代に1つの頂点を迎えた仏教絵画や、平安時代に発達し、鎌倉時代に成熟していく“やまと絵”の優品を紹介。法然上人の生涯をたどる「紙本著色法然上人絵伝」や、藤原氏の氏神である春日神の霊験を描いた「春日権現験記絵」などを目にすることができる。
■「玳玻天目茶碗」などの工芸品
また、人びとの生活や信仰のなかで使われ、受け継がれてきた工芸品の数々も。相国寺の所蔵する国宝「玳玻天目茶碗」や「太刀 銘久国」といった工芸品からは、多種多様な技術の粋、そして現在に伝わる公家・武家文化の精華を垣間見られるだろう。
■歴史と文化の証言
さらに、京都の歴史を証言する歴史資料や書物も展示する。京都を中心とした伊能忠敬による資料や、鎌倉時代の公家文化を今に伝える藤原定家の日記『明月記』、平安遷都とともに創建された官寺・東寺の歴史を記録した『東宝記』などから、京の文化の多様性をひもとく。
■展覧会概要
日本博/紡ぐプロジェクト
特別展「京の国宝─守り伝える日本のたから─」
会期:2020年4月28日(火)~6月21日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館北回廊2階
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(5月4日(月)は開館)
観覧料:一般 1,500円 ほか
※会期中、作品の一部に展示替えあり。
【問い合わせ先】
ハローダイヤル:050-5542-8600(8:00~22:00)
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