京王線新宿駅でロボット床面洗浄機導入 デザインは5000系車両をイメージ

2020年2月10日 17:32

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導入される自律走行式ロボット床面洗浄機(画像:京王電鉄発表資料より)

導入される自律走行式ロボット床面洗浄機(画像:京王電鉄発表資料より)[写真拡大]

 京王線駅構内の清掃や鉄道施設管理などを行う京王設備サービスは、2月15日より、自律走行式ロボット床面洗浄機を京王線新宿駅のホームやコンコースで本格稼働させる。アマノが製造・販売する「EGrobo(イージーロボ)」を採用し、デザインは京王線5000系車両をイメージ。自動走行は終電後から始電まで行い、それ以外の時間帯は清掃員が操作しながら清掃を行う。

【導入モデルは】アマノ、自律走行型清掃ロボットに新モデル 「EGrobo」発売

 EGroboは学習機能を搭載しており、手動で作業内容や走行ルートを1回学習させれば、その後は自動運転が可能になる。

 洗浄水量やパット圧なども事前に登録することが可能。周囲環境を三次元でモニタリングできるため、仮に走行ルートが模様替えしたとしても、ロボットの位置を正確に把握し、学習した地点まで安全に走行するという。

 走行ルートに障害物があったとしてもセンサー等で把握し、回避して走行することが出来る。周囲に人がいる場合、音声及びウインカーで注意喚起を行う機能も搭載。

 EGroboの状態に関しては、エラー発生時のメール通知やWebによる確認が出来るため、離れた場所でも稼働状況を把握できる。

 導入されるのは、京王線新宿駅1番・2番・3番ホーム及び改札階コンコースの床面の清掃。デザインには、京王ライナーに使用されている5000系車両のイメージが採用されており、自動走行時には、京王ライナーの車内で流れるBGMを流すという。

 自動運転は終電から始発までの清掃で行われ、日中の時間帯は清掃員が運転して清掃を行う。

 ロボット床面洗浄機の導入により、少ない清掃員でも清掃回数を増やすことが可能となるため、京王電鉄では美観の向上をはじめ、より快適な駅空間の提供を目指す。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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