オーラリー、2020-21年秋冬ウィメンズ　毎日触れたくなる上質ウェア

　オーラリー(AURALEE)の2020-21年秋冬ウィメンズコレクションが、メンズコレクションとともにフランス・パリで2020年1月18日(土)に発表された。

■毎日着たくなる着心地のよさ

　3シーズン目となるパリ。花の都に渡っても真摯なものづくりを崩さないオーラリーのコレクションは“ショー映えする”とは表現しにくいが、毎日触れたくなる親しみやすさと、袖を通すだけで旬なスタイルを演出できる都会的な印象がある。

　ライトピンク、レモンイエローといった爽やかなカラーやペイントデザインも、無駄をそぎ落としたクリーンなデザインなので、ポップになりすぎず洗練された雰囲気を放っている。

■重ね着しても重くない軽やかアウター

　メンズコレクションでは、バリエーション豊富に展開されたアウター。ウィメンズの新作は“重ね着する”新しいスタイリングとともに提案した。レザーのロングコートの上にウールコートをレイヤードした新感覚の着こなしは、遊び心あふれるスタイリングの発想はもちろんだが、同時に2枚重ねても軽やかさを損なわず、うるさくならなない、オーラリーのエレガントなデザインを強調する。

■風通しのよいスリットドレス

　キャミソールドレスやしなやかなニットドレスは、どれもアンクル丈でロング＆リーンなプロポーション。スリットを取り入れ、テキスタイルに動きをつけて、風通しのよい軽やかなシルエットを作り出している。スリットからのぞくテキスタイルは、どきっとするほど意外性のある鮮やかなカラーで。

■デザインアイデアを生み出す厳選ファブリック

　素材作りからをデザインと考えるというオーラリー。コレクションの要となるファブリックは、今季も日本各地を巡ってみつけたこだわりのもの。ベルト付きジャケットやロングコートを仕立てたウールは、空気のように軽く、ボリューミーなトップスや大判のストールを作ったニットは肌に吸い付くようなやわらかさだ。

　また、新しい試みとしてサスティナブルな観点から、オーガニック・リサイクルファブリックも起用。特にリサイクル素材はバリエーション豊富で、ウール、ポリエステル、カシミヤなど様々なものを使用している。