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2019年のPC出荷台数、8年ぶりに増加
headless曰く、
GartnerとIDCが13日にそれぞれ発表したPC出荷台数推計値によると、2019年のPC出荷台数は2011年以来8年ぶりに前年から増加したそうだ(Gartnerのプレスリリース、IDCのプレスリリース)。
GartnerのデータはデスクトップPCとノートPC、Microsoft Surfaceのようなプレミアムウルトラモバイルを含むが、ChromebookとiPadが除外されている。IDCのデータはデスクトップPCとノートPC、ワークステーションで、タブレットPCやx86サーバーが除外されている。その結果、Gartnerは前年比147万台増(0.6%増)の2億6,124万台、IDCは711万台増(2.7%)増の2億6,669万台と推計している。ベンダー別にみると、Lenovo、HP、Dellのトップ3のみが増加している。特にLenovoはGartner・IDCともに8%以上の成長率を達成しており、Gartnerでは昨年に続いて1位、IDCではHPを抜いて1位に上昇した。トップ3ベンダーのシェア合計はGartnerで63.1%(2.9ポイント増)、IDCで64.5%(2.2ポイント増)まで増加している。Gartnerによると、年間のPC出荷台数増加をけん引したのは日本だという。
2019年第4四半期のPC出荷台数はGartnnerが160万台増(2.3%増)の7,061万台、IDCが327万台増(4.8%増)の7,178万台と推計する。2019年はGartnner・IDCともに第1四半期は前年割れの推計値を出していたが、第2四半期以降は成長が続いている。トップ3の増加は変わらないが、特に3位のDellが出荷台数を伸ばしており、10%以上の成長率を達成している。4位のAppleはGartnerで3.0%減、IDCで5.3%減。AcerはIDCが4.2%減の437万台(5位)と推計する一方、Gartnerは3.5%増の399万台(6位)と推計している。
2019年第4四半期および年間の成長要因として、Gartner・IDCともにWindows 7のサポート終了によるWindows 10 PCへの移行需要を挙げる。ただしGartnerでは、Intel CPUの品不足がなければ移行がもっと早く進んでいたと予測している。一方、IDCによれば、Intel CPUの品不足によりAMD CPUの採用が進んだという。また、Gartner・IDCともに、第4四半期は米中貿易戦争が緩和に向かったことを成長の要因として挙げている。
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