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ビジネスパーソンが狙うならTOEICと英検どちら? TOEICが断然お得な理由とは
グローバル化が進み、ビジネスパーソンには英語が不可欠といわれて久しい。とはいえ、日常的に英語を使う部署にでもいない限り、英語力が評価される機会はそう多くないはずだ。
そこで、「英語の資格」にチャレンジするのはどうだろうか。資格があれば、普段英語を使う機会がない人でも、「英語ができる人」と評価してもらいやすくなる。
日本で最も有名な英語の資格といえば、TOEICと英検だが、ビジネスパーソンならば断然TOEICをおすすめしたい。どうして英検ではなくTOEICなのか、その理由と、TOEICと英検の違いについてわかりやすく説明していこう。
■最初にTOEICを受けるべき2つの理由
ビジネスパーソンが、最初にTOEICを受けるべき理由は大きく2つ。
1. 昇進や転職の必須条件になっている会社が多いから
2. 英検よりも簡単だから
2018年度に社内評価の一環としてTOEICを導入した企業をみると、「旭化成」「花王」など、名だたる企業が目白押しだ。なかには「日本マクドナルド」のように、転職の要件として800点以上のハイスコアを求める企業もある。
企業に属しているならば、なにをおいてもTOEICのスコアアップを目指すのが、賢い選択といえるだろう。
合わせて、英検より試験内容が比較的簡単なのも見逃せないポイントだ。英検は日本人の苦手とする「スピーキング」が追加されるため、難易度が飛躍的に高くなる。
その点TOEICは、基本的な単語と文法を押さえたのちに過去問をこなしていけば、600~800点は十分狙えるはずだ。難易度と比較してリターンが大きい、非常にお得な資格がこのTOEICなのである。
■TOEICと英検はなにが違うのか?
TOEICと英検の一番大きな違いは、出題範囲だ。TOEICはリスニングとリーディングのみ出題されるが、英検は「聴く・読む・書く・話す」の4技能をまんべんなく評価される。
また合否で判定する英検よりも、スコア方式のTOEICは上達具合がわかりやすい。各回のスコアを比較すれば、どのくらいレベルアップしたのかは一目瞭然だ。
■英検を受けるメリットは
では、ビジネスパーソンが英検を受けるメリットはまったくないのかといえば、決してそんなことはない。スピーキングがないTOEICで高得点を取っても、ビジネスの現場では役に立たないという声は少なくないのだ。
またTOEICの公式スコアは、2年で失効してしまうという問題もある。それに対して英検は、一度合格すれば永久に有効だ。
このようにTOEICは、決して万能な資格ではない。しかし、昇進や転職を考慮するならば、やはりTOEICを最優先にすべきだ。
TOEICで目標スコアを取得してから、実際のビジネス現場で使える会話力をつけるために英検を第2の目標にする。それがビジネスパーソンにとって、一番効率的な資格の活かし方ではないだろうか。(記事:長谷川カオル・記事一覧を見る)
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