ヘルメットメーカーのオージーケーカブト、JIS認証取り消し

2019年11月27日 09:18

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 自転車・バイク用ヘルメットメーカーのオージーケーカブトに対し、乗車用ヘルメットにおけるJIS認証の取り消しが行われた模様(経済産業省の発表)。

 一般財団法人日本車両検査協会による検査の結果、長期間にわたり一部工程の管理が適切に行われていないなど、品質管理体制が基準を満たしていなかったことが分かったため。具体的には「長期間にわたり製品の組み立て場所に係る記録が適切に記載されていなかった」点が問題だという。製品の安全性や品質については、JIS規格を満たしており、問題がないとのこと。

 今回問題となったのはバイク(原付および自動二輪等)向けのJIS T 8133。JIS認証の取得は任意であるため国内での販売停止などに繋がるわけではなく、また同社のヘルメットが安全ではないというわけでもないものの、取り消しによって同社への信頼性にはケチがついた格好。

 ちなみに同社は自転車用ヘルメットでも有名だが、こちらについてはJIS T 8134という別の規格(ただしJIS T 8134ではJIS T 8133を一部引用している)。ただ、今回こちらへの言及はない。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ハードウェア | セキュリティ | ニュース

 関連ストーリー:
「省電王」などの名称で販売されていた節電器で発火事故、改めて廃棄を呼びかけ 2019年06月10日
JIS規格改正によってニッケル水素蓄電池の「繰り返し使える回数」表記が変更に 2018年10月04日
JIS規格の洗濯表示、12月より変更 2016年12月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事