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富士通のA64FXチップ、Crayも採用
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
「京」の100倍の性能を目指している理化学研究所のスパコン「富岳」に採用される富士通製A64FXチップが、Crayもこのチップを採用するという(HPC wire)。
A64FXはArmv8-A命令セットをベースに、スパコン向けの拡張命令セットであるSVE(Scalable Vector Extension)を追加した富士通製のチップである。製造はTSMCの7nm FinFETプロセスで行われ、日本製MPUで唯一、最先端プロセスで製造されているチップではないだろうか。富士通はHPC向けにSPARC-V9ベースのチップを開発してきたが、今回からはARMベースとなる。
富岳は2021年以降の稼働開始を予定しているが、CrayのA64FX搭載スパコンは2020年に登場する予定である。ロスアラモス国立研究所、オークリッジ国立研究所、理化学研究所計算科学センター、ストーニーブルック大学、ブリストル大学に納入される予定だという。SPARCからARMに乗り換えたことで、これから富士通製のチップの採用が増えるのだろうか。
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