関連記事
- ホーム
- > IT・サイエンス
- > SNS、ソーシャルサービス
- > 記事
米国・カリフォルニア州サンフランシスコ在住のアドリエル・ハンプトン氏が嘘ニュースを広告としてFacebookに掲載させるため、カリフォルニア州知事の候補者として届け出を行ったそうだ(Mashableの記事、The Guardianの記事、CNNの記事、ハンプトン氏のツイート)。
Facebookは政治家の発言をニュース価値のあるコンテンツとしてファクトチェックの対象外とする一方で、広告に関しては例外を設けないと述べていた。しかし10月初め、ドナルド・トランプ米大統領の選対によるジョー・バイデン元米副大統領とウクライナに関する広告に対し、バイデン氏の選対がFacebookに削除要請したところ、広告の内容が虚偽であっても政治的対話の重要な一部だとして拒否されたという。Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は10月23日に米下院金融サービス委員会の公聴会に出席し、AOCことアレクサンドリア・オカシオ-コルテス下院議員が虚偽の広告を出すことは可能かという質問に、嘘はよくないと述べつつも、おそらく可能だと回答している。
ハンプトン氏は自身が主導する政治活動委員会(PAC)「The Really Online Lefty League」のFacebookアカウントを通じ、共和党のリンゼイ・グレアム上院議員が(民主党の)グリーンニューディール政策を支持したという虚偽の広告をFacebookに出稿。この広告はオカシオ・コルテス氏が例として挙げた内容に触発されたとみられるが、翌日には削除されてしまう。その後、マイク・グラブル元上院議員も同様の広告を出したが、こちらも削除されている。
グラブル氏は2020年米大統領選挙の民主党予備選に出馬を表明していたが、勝利を目的としたものではなく、8月でキャンペーンを終了している。ハンプトン氏はグラブル氏の広告も削除されたことについて、グラブル氏が現役の政治家とみなされなかったことが原因だと考えているらしい。カリフォルニア州知事候補に登録すれば現役の政治家とみなされて嘘の広告を出し放題となり、Facebook側がポリシーを見直すことをハンプトン氏は期待しているようだ。ただし、Facebookは政治家の発言を削除すべきかどうかを判断しないと述べているが、政治家かどうかを判断するのはFacebookであるため、ハンプトン氏の意図した通りの展開になるとは限らない。
スラドのコメントを読む | ITセクション | 政治 | 変なモノ | Facebook | 広告 | idle | アメリカ合衆国
関連ストーリー:
Twitter、政治広告を禁止に 2019年11月02日
暗号通貨Libraの偽情報、FacebookやInstagramでも広がる 2019年07月27日
英下院特別委員会曰く、Facebookが法律を超越したような態度をとることを認めるべきではない 2019年02月23日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
関連キーワードFacebook、マーク・ザッカーバーグ、選挙、ドナルド・トランプ、サンフランシスコ
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- Twitterがテスト中の「ツイート取り消しボタン」はサブスク会員用か 3/25 08:14
- Twitterの最初のツイート、約2億1800万円で落札 3/24 18:38
- LINEの年齢認証、楽天モバイル回線や一部MVNOが対応 3/22 19:33
- Twitter、画像をクロップせずにタイムライン表示する機能をAndroidとiOSでテスト中 3/14 17:26
- 中国のSNSで「株式市場」という単語が禁止された可能性 3/11 17:54
広告
広告
広告