関連記事
Apple、iOS 13.2とiPodOS 13.2を正式リリース
Appleは10月28日(米現地時間)、iOS 13.2およびiPadOS 13.2を正式にリリースした。本リリースではいくつかの重要なセキュリティ機能のアップデートを含むことに加え、A13 Bionic対応のDeep Fusion、新iPod Air対応など注目される新機能が追加されている。なお、本アップデートの対象機器はiPhone 6s以降、iPad Air 2以降、iPad mini 4以降、およびiPod touch第7世代となっている。
【こちらも】iPhoneでサードパーティ製バッテリーに警告 今後は使えなくなるのか?
■注目の新機能は?
・Deep Fusion: A13 Bionicに搭載されているNeural Engineを利用し、暗いシーンでの撮影などで質感など写真の品質を大幅に改善する。対応機種はiPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro Max。
・70種類以上の新絵文字を追加またはアップデート
・Air Pods Proに対応
・新しいSiriのプライバシー設定に対応
など、多くの新機能が追加されている。
■セキュリティの改善、バグフィックスは?
セキュリティ関連では、30件弱の脆弱性情報に関する対応がされており、主なものは次の通りだ。
アカウントにおいてリモートの攻撃者がメモリをリークできる可能性がある危険性(CVE-2019-8787)。App Storeにおいて、ローカルの攻撃者が有効な資格情報なしで、以前にログインした本来のユーザーのアカウントにログインできてしまう可能性がある問題(CVE-2019-8803)。関連付けられたドメインにおいて、適切でないURL処理プロセスによってデータが流出する問題(CVE-2019-8788)。アプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行できてしまう問題(CVE-2019-8786)。
また、他社製Appでパスワードを自動入力できない場合がある問題、“検索”を使用するときにキーボードが表示されない場合がある問題、保存したメモが一時的に消えてしまうことがある問題など、10件のバグがフィックスされている。
なお、本アップデート導入後、バッテリーの保ちに関するもの、HomePodに関するものなどいくつかの不具合報告がネット上にみられることから、アップデートに関しては関連情報などに十分注意して行う必要がある。(記事:kurishobo・記事一覧を見る)
関連情報
スポンサードリンク