SIE、ロシアでのPS4版「Call of Duty: Modern Warfare」発売を自粛か

2019年10月28日 07:49

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記事提供元:スラド

hylom曰く、 10月25日にダウンロード販売が始まったActivisionのビデオゲーム「Call of Duty: Modern Warfare」(CoD:MW)だが、ロシアではPlayStation Storeが取り扱わないことを決定したためPS4版のみ発売されない状況となっている(AUTOMATONの記事)。

同ゲームは架空の中東国家「ウルジクスタン」を舞台としている。このウルジクスタン出身というキャラクターがロシアと敵対するという設定も用意されていることから、ロシアでの販売が自粛されたのではないかとも推測されている。

一方、PC版およびXbox One版はロシアでもほかの国と同様に販売されるとのことで、今回の「自粛」はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の独断の可能性が高いようだ。

 Activisionは9月、ベータ版提供開始直前になってSIEがロシアでPS4向けのベータ版をサポートできなくなったと述べており、ユーザーはソニーの担当者から発売中止を伝えられたと報じられていた。10月22日にはCall of Duty Russia公式TwitterアカウントがSIEによるロシアでの発売中止を発表している。

PlayStation Russiaの公式Twitterアカウントでは5月31日を最後にCoD:MWに関する投稿をしていない。この最後の投稿にはCoD:MW初のトレーラーが添えられていた。このトレーラーにWhite Helmets(シリア民間防衛隊)が一瞬登場することをロシアメディアRTが強く批判していた。

White Helmetsはシリアやトルコで民間人の救助などにあたるボランティア組織だが、RTはテロ組織との結びつきを指摘する陰謀論をたびたび報じている。ただし、問題部分を含むトレーラーはCall of Duty Russiaが先に投稿しており、発売中止との関係は明らかではない。

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