Huawei Mate 30 Pro、DxOMark Camera初の120点台を獲得

2019年9月29日 20:29

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記事提供元:スラド

スマートフォンのメインカメラを評価するDxOMark CameraでHuawei Mate 30 Proが121点を獲得し、これまでに評価された全76機種(新テスト項目追加済みは13機種)中1位となっている(Huawei Mate 30 Pro camera reviewHuawei Mate 30 Pro front camera review)。

Huawei Mate 30 Proはクアッドカメラ(広角40MP/超広角40MP/望遠8MP/深度)構成で、光学3倍ズーム/ハイブリッド5倍ズーム/デジタル30倍ズームに対応する。写真のサブスコアではこれまで1位だったGalaxy Note 10+ 5Gを5点上回る131点を獲得しており、2位と5位が5点差であることを考えると大幅な向上となるが、個別のテスト項目で1位になったのは10項目中Exposure/Autofocus/Texture/Noise/Nightの5項目のみ。突出して高いスコアを獲得しているものはないが、Texture(79点)とNoise(81点)のバランスが良いと評されている。

一方、Autofocus(100点)は7機種が同点で並んでおり、Exposure(96点)もGalaxy Note 10+ 5Gと同点だ。残り5項目を項目別1位と比較すると、Wide(34点)/Bokeh(70点)がGalaxy Note 10+ 5Gを各8点/5点下回り、Zoom(91点)がHuawei P30 Proを4点下回っているが、Color(88点)/Artifacts(84点)は各1点差/2点差にとどまる。DxOMark CameraではNight/Zoom/Bokeh/Wideの比重が低いことから、最終的な写真のサブスコアでは高得点となったようだ。
動画のサブスコア(100点)はGalaxy Note 10+ 5Gに1点及ばず、Galaxy S10 5Gと並ぶ2位となっている。項目別で1位になったのはExposure(89点)とStabilization(94点)のみ。Stabilizationは7機種が同点で並んでいる。残り5項目を項目別1位と比較すると、Artifacts(78点)がHuawei Mate 10 Proを9点、Noise(77点)がHuawei P20 Pro/Google Pixel 3を6点下回っているが、その他の項目は1~2点の差にとどまっている。

フロントカメラを評価するDxOMark SelfieではHuawei Mate 30 Proのスコアは93点にとどまり、全21機種中5位となった。特に写真のFocus(61点、1位のXperia 1は90点)と動画のTexture(61点、1位のZenfone 6は97点)のスコアが低い。項目別1位になったのは写真のExposure(85点)/Bokeh(70点)のみで、各3機種/4機種が同点で並んでいる。

DxOMarkではiPhone 11 Proの機能紹介記事を掲載しているが、まだ正式なレビュー記事ではないとしてスコアは掲載されていない。こちらの評価はどうなるだろうか。 

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