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Google Chromeのアップデートで一部Macが正常に起動しなくなるトラブル
Google Chromeがアップデートに使用する「Keystone」というプログラムのバグが原因で、一部のMacが正常に起動しなくなるトラブルが23日に相次いでいたそうだ(Varietyの記事、 Neowinの記事、 Ars Technicaの記事、 Issue 1007358)。
このトラブルはハリウッドの映画スタジオなどで編集作業に使用するMac Proで数多く報告されており、当初はその多くで使われていたAvidのMedia Composerが疑われていた。しかしその後、Google ChromeのKeystoneバージョン1.2.13.75にバグがあり、アップデートを実行する際にシンボリックリンク/varを削除してしまったことが原因だと判明する。
ただし、Macのすべてで発生する問題ではなく、OSのシステム整合性保護 (SIP)が無効化されているかSIP非搭載の古いバージョン(SIPはOS X El Capitan以降に搭載)で、ログインユーザーにルートディレクトリ(/)への書き込み権限が必要となる。なお、/varからrestrictedフラグが削除されている場合にはSIPが有効でも発生することが確認されている。
Googleでは問題が修正されるまでリリースを停止しており、当初は macOS復元の復元システム上でアップデートプログラムを削除してシンボリックリンクを再作成するという修正手順を紹介していたが、その後 macOS復元からmacOSを再インストールする手順に差し替えている。
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