サルヴァトーレ フェラガモ、2020年春夏メンズコレクション発表

2019年9月25日 09:07

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記事提供元:ファッションプレス

 サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2020年春夏メンズコレクションが2019年9月21日(土)にイタリア・ミラノで発表された。

■夏色と上品レザーの共演

 鮮やかなカラーパレットとプリント、そしてサルヴァトーレ フェラガモの上質なレザーが共演するランウェイ。ジューシーなオレンジ、海や空よりも濃いブルーなど、鮮やかな色味も相まって、気品あるレザーには溌剌なイメージさえ抱く。神聖な彫刻または古典的な市松模様は、エネルギッシュなカラーで、あえてカジュアルなシャツやキャップへと落とし込んでいる。

 装いをより軽やかにするためのディテールは、丁寧なクリエーションの賜物。たとえばアイスブルーのジャケットはサイドとセンターバックのどちらにもベンツを施して堅苦しさを軽減しつつ、360度どこから見ても美しい設え。膝あたりまであるロングレングスのトップスにも同様、スリットが機能している。ボトムスは足首をキュッと締めて、故意にエアリー感を出した。

 これらのワードローブを支える足元は、最もリラクシングな印象だ。アッパーこそ上質なレザーだが、エスパドリーユがスタイリングに心地よい抜けをつくる。スニーカーもまたラフィアのナチュラルな風合いが香るソックスタイプで、軽快な足取りを可能にする。

 スポーティ、フォーマル、ワークなどあらゆる要素を交えたボキャブラリーは、実はそれぞれのアイテム単体で見ればごくミニマルな表現だ。それらをぶつけ合うのではなく、しっかり馴染ませて上品なトーンで統一している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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