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JR広島駅ビル建て替え準備工事、10月着工 大型ショッピングセンターを併設
広島駅ビルの外観イメージ(JR西日本発表資料より)[写真拡大]
JR西日本とJR西日本不動産開発、中国SC開発、ジェイアール西日本ホテル開発は広島市南区松原町のJR広島駅ビル建て替え準備工事に10月末から入る。新ビルは大型ショッピングセンターとシネマコンプレックスを併設、広島の玄関にふさわしい姿に生まれ変わり、2025年春の開業を目指す。
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新しい広島駅ビルは鉄骨地下1階、地上20階建て延べ約11万1,000平方メートルで、高さ約100メートル。10月末から建て替え準備工事を進めたうえで、2020年3月末で現在の駅ビルを閉館、撤去工事を進めたあと、2021年春に新しい駅ビルの建設工事に入る予定。全体事業費は約600億円。
新しい駅ビルは1階が駅前広場、2~6階に店舗面積約2万5,000平方メートルのショッピングセンター、7階以上にJR西日本ホテルズの新規ブランド「ホテルヴィスキオ」が入る。ショッピングセンターは中国SC開発の運営で、物販、飲食店などのテナントを誘致して専門店街にする。ホテルの客室は400室規模となる見込み。
ほかに、広島県内初出店となる松竹マルチプレックスシアターズのシネマコンプレックス、約500台収容の駅ビル直結駐車場、地下駐輪場が設置される。屋上は広場として利用、にぎわいや交流イベントなどを開く。
2階には路面電車が進入する空間が設けられるが、広島駅中央口改札や新幹線口改札から段差なしにつながり、駅と歩行者空間、商業施設が一体となった魅力的な場所にする。同時に駅ビル1階の駅前広場ともつなげ、公共交通ネットワークをより利用しやすくする。駅の北西には約400台収容の別棟駐車場の整備も計画されている。
駅ビルの前面は大屋根を設け、ゲートを演出した象徴的な空間にする。構造物には平和を願い、折り鶴のイメージや白を基調とした色彩を採用する。駅ビルから福屋広島駅前店、ビッグフロントひろしまなど周辺の各方面に向かってペデストリアンデッキを整備し、ところどころにイベントスペースを置く。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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