Microsoft EdgeのEPUB形式電子書籍サポート、終了へ

2019年8月27日 22:55

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 Microsoftは21日、Microsoft EdgeでEPUB形式の電子書籍のサポートをとりやめる計画を発表した(MicrosoftサポートNeowinWindows Central)。

 Microsoft Edgeでは2016年11月リリースのWindows 10 Insider Preview ビルド14971以降でEPUB形式の電子書籍をサポートしており、米国のユーザーは2017年1月リリースのビルド15014以降でMicrosoft Storeから電子書籍を購入できるようになっていた。Microsoft EdgeにはMicrosoft Storeで購入した電子書籍専用の「書籍」バーも用意されているが、今年4月にはMicrosoft Storeでの電子書籍取り扱いが終了したため、特に意味のない機能になっている。

 MicrosoftではEPUBサポート終了に伴い、Microsoft Storeで提供されているEPUB対応の電子書籍リーダーアプリへの移行を推奨している。Microsoft Storeでは現在、「Reading room」(日本版は「読書室」)として電子書籍リーダーアプリをまとめているが、EPUB対応アプリがまとまっている感じではない。ただし、MicrosoftはDAISY Consortiumと提携してEPUB対応アプリの選定を進めており、9月にはMicrosoft Storeで提供する予定とのこと。

 発表では具体的なサポート終了時期を示していないが、MicrosoftはNeowinに対してChromium版Microsoft Edgeのリリースとともに終了すると回答したそうだ。なお、21日にWindows Insider Programのリリースプレビューリングで提供が始まったビルド18362.325(KB4512941)のMicrosoft Edgeでは、EPUBファイルを開くと一部文字化けした英文でサポート終了の通知が何度か表示された。

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