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ソフトバンク子会社、HAPSの標準化に向けFacebookと実証デモを実施
実証デモンストレーションの様子(HAPSモバイル発表資料より)[写真拡大]
ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイルは、新たな通信ネットワーク構築技術であるHAPS(High Altitude Platform Station)の標準化に向け、実証デモをFacebookとともに南アフリカで実施した。
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HAPSでは、成層圏を飛行する無人飛行機をインターネット通信の中継局とする。無人飛行機は、羽根に設置した太陽光発電パネルで飛行機のモータを駆動してプロペラを回すため、数カ月間飛行が継続できる。
高度20キロメートルの高高度に中継局を設置することで、地上の広範囲の通信がカバーされる。そのため、災害地域での通信環境の早急な復旧や、山岳部や離島、あるいは発展途上国などの通信環境が脆弱な地域のインターネット環境の整備に貢献できる。
HAPSモバイルでは、これまで、通信中継局となる無人航空機「HAWK30(ホーク30)」を開発してきた。HAPSの普及のためには、今後、通信規格の標準化が必要となる。
通信規格の標準化は、10月にエジプトで開催される国際電気通信連合の国際無線通信会議で審議される。そこで、HAPS通信規格の標準化で協業するFacebookとともに、南アフリカ共和国のオーツホーンでHAPS通信の実証飛行デモンストレーションを8月8日に実施した。
実証飛行デモでは、標準化が想定されている26GHz/38GHz帯の電波を利用した通信を行った。中継局は、高度4キロメートルを飛行する小型航空機にFacebookが開発した通信システムを搭載し、地上のゲートウェイからインターネット通信電波を発信、別の地点の端末で電波を受信できることを示した。
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