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車のシフトアップ・シフトダウンを知ってる? パドルシフトは便利で利用率60%以上
今更、ギアチェンジの話をしてもつまらないのかもしれない。最近のクルマはほとんど自動チェンジであり、シフトチェンジを知らない人もいるだろう。その中で、ステアリングの裏側に装備されたパドルシフトの付いた車も増えている。ハンドルを握ったままシフトチェンジができるため、安全で便利だ。
そこで、パドルシフト装備のクルマを持つユーザーの中で、実際どれくらいの人がパドルシフトを使っているのだろうか?興味をひかれた。
MOTAによる「パドルシフトってみんな使っている? 調べてみた【みんなの声】」の記事から引用してみよう。
❝パドルシフトを備えた車の持ち主、総数243のうち、63%が使っているという。それでも37%が使っていないのだ。❞
使い方としては、主にエンジンブレーキで使っているようだ。現代のクルマではエンジンブレーキの時、燃料供給をカットしてくれるので燃費に悪影響を与えないが、自分の車がどのようなシステムになっているのか知らないと、燃費を悪くする。
パドルシフトは確かに便利だ。現在2種類に分類できる。1種類は、ハンドルを切っても付いてこない固定式と、ハンドルを切るとそれにつれてパドルシフトも回るタイプだ。どちらが有利とはいえないので、慣れることだ。右がシフトアップで左がシフトダウンであることがほとんどになっている。
もとは、レーシングカーで使われたことから始まっている。コンマ1秒でも速く走らせるため、一瞬でもハンドルから手を離すことがないように考えられたのだ。一昔前のF1レースでは、発進の時にエンジンストールするクルマも珍しくはなかった。レーシングクラッチを繋ぐことは大変シビアで、アマチュアドライバーの我々がやれば、ほとんどエンストだ。しかし、レーシングカーでもスタートのクラッチミートを自動でやるようになったため、スタートでエンストするクルマをほとんど見なくなった。
一般車でパドルシフトが欲しくなる時は、確かにエンジンブレーキを使いたい時ぐらいになってしまった。DCT、AT、CVTどれをとっても大変良い出来で、シフトタイミングを自分でコントロールするより任せた方が利口だ。
だがエンジンブレーキを使う時は、自分でコントロールすることになる。8段ATなどが普通になってくると、ギアチェンジを意識した運転を知る人もいなくなっただろう。
しかも、アクセルでシフトダウン、シフトアップするなど全く使わないのであろう。パドルでシフトを楽しむのも良いのだが、アクセルでコントロールする方が、面倒がないのだ。6段ATぐらいまでなら有効に働く。試してみてほしい。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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