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5G基地局、4G基地局の3倍の消費電力必要、設置数は約100倍必要
Anonymous Coward曰く、
次世代携帯電話・携帯通信規格(5G)の基礎となった「3GPP Release 15」では、現行規格でらう4Gからのホールドオーバーを可能にする直交周波数分割多重(OFDM)を符号化オプションの一つとして選択した。一方で、年末までに発表される「3GPP Release 16」では、3GPP Release 15の代替案を検討するための調査結果が含まれる予定となっている。代替案が必要となる理由としては、5Gネットワークの基地局の消費電力があまりに高いという懸念に対処するためともいわれている。
5G基地局は一般に、4G基地局の約3倍の電力を消費すると予想されている。5Gネットワークでは、スモールセルと呼ばれる小さなエリアごとに基地局を設置する必要がある。このため、設置数は4Gネットワークの基地局に比較して約100倍に上ることから、基地局1つ1つの消費電力の削減が重要な要素となる。ナショナルインスツルメンツのJames Kimery氏は、5Gの運用費用にはバッテリーの損耗費用の影響も影響するだろうとしている(IEEE Spectrum、carview!、Slashdot)。
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