アポロ11号、月の細菌を地球にばらまいていたか

2019年7月13日 09:40

印刷

記事提供元:スラド

 taraiok曰く、

 1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸を果たした。その3人の宇宙飛行士たちが月面を歩いてから今年は50年目に当たる。当時、NASAは月面からウイルスなどを地球に持ち込まないように細心の注意を払った。乗組員3人は、科学者が地球が汚染されないと確信できるまで検疫施設に隔離されていた。しかしその試みは失敗していた可能性が高いという(IndependentSpace.comSlashdot)。

 3人の宇宙飛行士の一人であるBuzz Aldrin氏は、次のように語っている。

 仮に月に細菌があるとしましょう。私たちが(月面から)帰ってきたことで、着陸船は月の細菌でいっぱいになります。そして、私たちを乗せたコマンドモジュール(司令船「コロンビア」)は太平洋に着陸します。そしてコマンドモジュールのハッチは開かれました。この時点で、細菌は地球に放たれていたのです。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | 宇宙 | NASA |

 関連ストーリー:
一卵性双生児の宇宙飛行士を対象にした長期の宇宙滞在における生物学的変化の研究、論文が発表される 2019年04月14日
NASAのスコット・ケリー宇宙飛行士、長期の宇宙滞在で遺伝子そのものが変化したわけではない 2018年03月17日
国際宇宙ステーションで謎の細菌が見つかる、地球外のものである可能性も 2017年12月06日
長期間の宇宙滞在、腸内細菌のバランスが変化する一方で多様性は変化しない 2017年02月05日
チェルノブイリで発見された放射線耐性を持つ菌、国際宇宙ステーションへ持ち込まれる 2016年08月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事