クルニ、2019-20年秋冬コレクション発表 日々の生活に馴染むリラックスした一着を

2019年7月9日 20:05

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記事提供元:ファッションプレス

 クルニ(CULLNI)の2019-20年秋冬コレクションが発表された。

■日々の生活に馴染む一着を

 2014年にスタートして以来、“Have a wonderful day”をコンセプトに服作りを続けているクルニ。シーズンテーマを設けず、いつでもスタイリングのレギュラーアイテムであり続けられるような、日常の生活に馴染む一着をデザインする姿勢は今季も健在だ。

 ユニセックスで着ることが出来るサイズやシルエットの設計は2017-18年秋冬コレクションから継続し続けている。メンズが着用してもリラックスしたサイズ感でありながら、ウィメンズが着用しても大きすぎるという違和感を感じさせないのは、ベースにある計算された絶妙なパターンによるもの。

 色使いもシックなネイビーやグレー、ベージュやピンクがベースのニュアンスカラーなど日々の着こなしに取り入れやすいシンプルなものがメイン。柄も控えめで、ソリッドカラー以外では、チェックやカラーブロッキングといった要素が個々のピースを彩る。

■ディテールが生み出す豊かな表情

 柄に取って代わり服に表情を生み出すのが、スリットやポケットの施し方だ。ビッグサイズのカットソーは、斜めに大きくスリットを入れることで1つのアイテムでレイヤード風のスタイルを可能にした。

 不規則にポケットを配置したジャケットでは、ボタン代わりのベルトがアクセントをプラス。ワンポイントで輝くシャープなゴールドのバックルもさり気なく存在感を示している。

 シンプルなルックスにおいてロゴはオリジナリティを演出する重要な要素になる。2種類登場するシューズには共通して大き目のタンをデザインし、その上に小ぶりな“CULLNI”の文字を配した。

■デイリーに最適な素材選び

 クルニのこだわりは使用する素材からも感じることが出来る。コレクション内で見られるウールのような質感のポリエステルは、柔らかくシワになりにくいデイリーユースに最適なファブリック。また、インディゴのジャケットはジャパンデニムとタッグを組み、ハイクオリティなデニム生地を使用して制作した。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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