Windows 10 Insider Preview、初の19H2ビルドが登場

2019年7月4日 08:16

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 Microsoftは1日、Windows 10 Insider Preview初の19H2ビルドとなるビルド18362.10000をスローリングへ提供開始した(Windows Experience Blogの記事1記事2)。

 メジャービルド「18362」はWindows 10 May 2019 Update(バージョン1903)から変わっておらず、本ビルドはバージョン1903の累積更新プログラムという形での提供となっている。評価版を示すデスクトップ上のウォーターマークも表示されなかった。Microsoftによれば、19H2は今後もスローリングのユーザーを対象に、フルビルドではなく累積更新プログラムとして提供が続けられるそうだ。19H2ビルドは新機能に加え、バージョン1903の一般向け累積更新プログラムと同じ修正や改善を含むという。

 新機能については状況を見つつ順次提供対象を拡大するControlled Feature Rollout(CFR)という手法を用い、デフォルトでは新機能を無効化した状態で配信してあとで有効化するという形をとる。そのため、新機能によるトラブルが全ユーザーに波及することを避けることができる一方、一部のユーザーは新機能をすぐに確認できないことになる。なお、本ビルドでの新機能はOEM向けのもののみで、ユーザー側から見える新機能は搭載されていないとのこと。

 19H2はバージョン1903のサービスパックに毛が生えた程度のものになると報じられていたが、実際にそうなるようだ。

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