保育園・幼稚園向け業務管理「コドモン」、4年で導入施設3400を突破

2019年7月4日 12:22

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「コドモン」の画面イメージ。(画像:コドモン発表資料より)

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 コドモン(東京都港区)が提供する保育園、幼稚園などの子ども施設向けシステム「コドモン」がリリース4周年を迎えた。2015年の正式リリース以来、導入施設は6月までに3,454となり、全国の学童を含む子ども施設の10%に導入されているという。

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 保育園や幼稚園で働く保育士や教師の業務は多忙だ。指導案の作成や連絡帳の記帳などのデスクワークも多い。人手不足ということもあり、業務の効率化や負担の軽減は急務となっている。

 そうした中、ITによって業務の効率化を図ろうという動きもあり、「コドモン」もその一つだ。タブレット端末で指導案や日誌の作成、園児台帳の記帳といった日常業務のほか、登降園管理、保育料の計算、勤怠管理などの事務処理を行うことができる。また連絡帳をデジタル化することで、写真や動画で園の様子を伝えることができ、緊急連絡にも即座に対応できるため、保護者との円滑なコミュニケーションも図れるという。

 コドモンは、現場の声を聞きながら100件以上の改善を重ねてきたという。シンプルで直感的に使えるユーザーインターフェイスにより、保育の合間に事務作業ができるように工夫されている。AIを利用した保育士の自動シフト作成機能や、ベビーセンサーなどのIoTデバイスとの連携といったソリューションも提供している。

 今年4月に島根県の施設で導入されたことにより、全都道府県での導入も達成。11の自治体が公立保育園での導入も決めている。基本利用料金は、園児や職員数にかかわらず1事業所あたり月5,000円となっている。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

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