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ユニクロ、プラ製買い物袋廃止 9月から紙製へ グループ全世界3500店舗で
ユニクロの紙製買い物袋(ファーストリテイリング発表資料より)[写真拡大]
ユニクロやジーユーなどのアパレルブランドを展開するファーストリテイリングは3日、プラスチック製の買い物袋を9月から紙製に切り替えることを明らかにした。さらに、商品パッケージなどに使用する使い捨てプラスチックも廃止するなどして、2020年中をめどに店頭で消費者に手渡す使い捨てプラスチック包装の85%を削減する計画だ。
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紙製の買い物袋はFSC認証(森林認証)を受けた再生紙などを使用した環境配慮型で、世界12の国と地域で営業しているユニクロ、ジーユーなどの店舗で9月から切り替える。欧州のユニクロなど既に紙製の買い物袋を導入している店舗では、9月以降順次、環境配慮型に切り替えを進める。
ファーストリテイリングは紙を含めた資源を有効活用するため、買い物袋自体の使用量削減を計画しており、9月から国内外の店舗でエコバッグを販売する。さらにエコバッグの利用促進に向け、国内のユニクロ、ジーユーの店舗で2020年1月から買い物袋を有料化し、1枚税抜き10円とする。欧州と北米、韓国など海外16の国と地域にあるユニクロ、ジーユーの店舗は、9月から買い物袋の有料化に踏み切る。
このほか、ユニクロのルームシューズなど一部商品で、2019年秋冬シーズンからプラスチック製パッケージを廃止するのに加え、ヒートテックなどインナー類などに使用するプラスチック製パッケージは、紙など代替素材に転換することを検討する。世界で消費者に提供する買い物袋はユニクロだけで年間数億枚に上るが、ファーストリテイリングはこれらの措置により、使い捨てプラスチックの削減量が約7,800トンに上るとみている。
プラスチックごみによる海洋汚染が国際的な関心を呼ぶようになってきたことから、アパレル業界で使い捨てプラスチック廃止の動きが加速している。スウェーデンに本社を置くH&Mやスペインのザラが、国内全店舗でプラスチック製買い物袋を紙製に切り替えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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